初心に帰って・・再スタートの気分です

こんにちは！

獣医師エリコです(^^)/

先日のブログ、

『どうぶつ基金様チケットについて重要なお知らせ』

に、沢山の反響やコメントをいただき、ありがとうございました。

やはり、

野良猫を管理する活動は

とても難しく、課題も多く、しかし皆様の関心の深いテーマだと

改めて感じました。

しかし、多くの方が、

「今のままではいけない」

と感じておられることもわかりました。

私もそう感じ

「このまま、地域住民を巻き込まないTNRを続けていても、きっと終わらない！」

と発信しました。

しかし

それを言うだけではいけませんね。

ボランティアさん達も、

そのことはもう知っておられます。

でも、ボランティアさん達からいくら地域の人に説明しても

なかなかわかってもらえない。

説得のための労力も時間も半端ない。

それでもわかってもらえない。

ボランティアさん達は

そんな経験を経て・・TNR先行に移っていったのではないかなと思います。

それなのに

ボランティアさんだけに、なお

地域住民への説得を続けろ、というのは

いけないですね。

それならば

獣医師として私ができることは

住民の方へ

地域猫活動とはなんぞや、を

コツコツと説明すること・・・！

住民の方に

もっと地域猫活動のこと、TNR活動のことを理解していただき

ボランティアさんの活動されていることに関わっていただくこと

そして、ひいては自分たちでやっていただくこと

その意識を高めるための

講演なり、説明会なり、啓発活動を・・

私自身、もっとやらなあかんと思いました。

直に説明したら、

子供も大人も、よくわかって下さります。

７月の命の教室では、

主に小学生に向けて、「のらねこの命」をテーマに

講演をしました。

その時の詳しい様子を、いつも教室に同行して下さる

犬猫救い隊さんがブログにまとめてくださっているので、是非ご覧ください★

『もう7月が終わります〰️』

私が今回、

特に子供たちに訴えかけたのは・・

野良猫も、飼い猫や子供達と同じで

人からお世話されないと生きていけない命。

元々は人間に飼われていたものが捨てられたり外で飼われていたりして、

やむなく外で生きていて

過酷な暮らしを強いられている。

食べ物もなく、水もなく、寝る場所もない

そんな街で、頑張って生きている。

そんな命達に

「餌やるな！」

ということは、「飢えて死ね」ということ。

でも、

野良猫だからって、死なせてもいいの？

綺麗な飼い猫も

私達も

野良猫も

同じ命なのに

好きで野良になったわけではない野良猫たちは

野良猫だから死んでもいい

なんて

おかしいよね

ということです。

講演の最後に

子供たちに「野良猫たちに何をしてあげたい？」

と聞きます。すると

「ご飯をあげたい！」

「みんなおうちに入れてあげたい！」

「きれいなお水を飲ませてあげたい！」

口々に言ってくれるんです。

これが

子供たちの素直な心です。

子供達だけでなく

先生方にも、「是非、他の学年にも同じ講演を聞かせたい」

と言っていただけました。

このままの気持ちを

どの町の方も持って下されば・・

ＴＮＲ活動も、ずっとやりやすくなると思うのです。

捕獲と見守りのための餌やりも、

ずっとやりやすくなるし

餌やりさんがこそこそと隠れて餌やりすることもなく

捕獲者や町の人と連携できるようになると思うのです。

もちろん、

マナーを守った餌やりが前提なので

その説明も欠かせません

啓発は

一朝一夕で成功することでなく

とても根気のいることだと思います。

それでも

発信を続ければ続けるほど

少しずつでも

認知されていくと思うのです。

これまで

私は講演活動においても、

ご依頼をいただくことを待つばかりでしたが

まずは地元八尾市から

自分でも動いてみることにしました。

思い返せば・・

開業前、まだエイベットにいたころ

私は、地域猫活動なくしては成功しない！と考えていて

松原市でそのような内容の講演をしたことがありました。

しかし開業してから

沢山のボランティアさんと出会い

話を聞き、捕獲されてきた猫たちのストーリーを聞き、

ボランティアさんによるＴＮＲ先行もやむを得ないことで、

「地域猫活動ありき」の理想を追うばかりでは、解決しないのかもしれないな

と思うあまりに

ただただ、ひたすら

捕獲して下さった猫の避妊去勢手術に明け暮れていました。

しかし

開業５年、

ふと立ち止まって、あたりを見回して

もう一度考えてみたわけです。

ひたすら走りながら、悩み続け、考え続けてきたことを込めて

改めて、再スタートを切りたいと思います。

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『どうぶつ基金様チケットについて重要なお知らせ』

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