こんにちは!
獣医師エリコです(^^)/
子宮の病気と言えば、多いのが子宮蓄膿症です。
子宮蓄膿症とは、
子宮に膿がたまる病気で、
治療せずに放置すると、
子宮が破裂して
細菌がお腹の中にばらまかれて腹膜炎をおこしたり、
細菌の出す毒素そのもののせいで敗血症や多臓器不全を起こしたりして
最悪の場合、命を落とす病気です!
犬では
●高齢
●多飲・多尿といった症状がある
●元気・食欲がなくなる
など、わかりやすいパターンや症状が出ることが多いのですが
猫の場合は、
はっきりした症状もなく、
若齢でも起こりうる、
というのが特徴だと思います。
特に、あまり症状がない、と言うのが怖い所で💦
ハッキリした症状もなく、子宮に爆弾のような膿の塊を抱えているなんて
恐ろしすぎます💦
そしてこの病気は排卵に関係するホルモンにより発生のリスクが上がるとされていて
猫もそれは例外ではなく
例年、発情期最盛期の少し後に、発生頻度が多いと思います。
Happy Tabby Clinicは、
手術の時に偶然、子宮蓄膿症が判明する、というパターンばかりなのですが
先月、3月の後半には5例もの子宮蓄膿症がありました。
明らかに陰部からピンク色の膿が出ていました💦
お腹を開けて、膿の充満した子宮を取り出しました。
こんな汁が出ている猫さんは要注意です!直ちに避妊手術をしましょう!
若い猫さんも例外ではありません。
この次の猫さんは、月齢6ヶ月と、
ごくごく若い猫さんでした💦
(餌やりさん宅のお庭で産まれた子で、誕生日を把握されていました)
まだあどけなさの残る小さい猫さん
陰部からはクリーム色の膿が出ていて
肥厚し膿を充満した子宮を摘出しました💦
2例とも野良猫さんで、食欲は問題なかったので、
手術時に初めて病気に気づいたパターンでした。
次の例は飼い猫さん。
お腹がどんどん大きくなってきたので、
妊娠かな?と思っておられたそうですが、実際は💦
パンパンに膿の溜まった子宮蓄膿症でした
この猫さんは、少し食欲低下と脱水の症状も出てしまっていました・・。
いずれの例も、
手術が遅れていたら命に関わる大事になっていたと思います💦
これらの例のように、猫さんは
症状もあまりなく、
若い子にも発症するので、
早期発見が難しいと思います。
だからこそ、
野良猫さんも、飼い猫さんも
その子の命を守るために、
早めに、早めに
避妊手術をしてあげましょう!
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