United Spay Alliance! | happy-tabby-associationのブログ

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猫問題にまつわる情報と取り組み・活動報告を公開しています。

こんにちは!

獣医師エリコです(^^)/

 

 

 

肌寒くなり、猫たちも少しずつ冬の装いになってきました。

 

 

相変わらず、毎日猫さんのspayに明け暮れ、猫さんのことを考える今日この頃です。

 

 

しかし

猫たちを助けるために活動している獣医師はもちろん私だけではありません。

 

 

大阪にも

関西にも

日本中にも

 

そして世界中に、

行き場のない動物たちを助けるために奮闘する獣医師や活動家がいます。

 

 

 

そんな海外の活動家と、日本の獣医師を繋げたいと

ずっと活動を続けてこられた人がいます。

 

 

アニマルレスキューシステム基金の山崎ヒロさんです。

 

 

阪神大震災後より活動されていて、本当に動物たちを助けるためにはレスキューだけではだめで

スペイが必要だと、神戸、福島で理論立てて集中して行うスペイクリニックを展開してこられました。

 

海外での動物福祉に関する活動家や獣医師と積極的に人脈を構築し、海外の情勢を学び、研究し

日本の今の問題点に警鐘を鳴らし、本当に動物たちを助けるためにはどうしたらいいかを発信し続けています。

 

 

そして、海外と日本の獣医師が繋がることで、日本の動物福祉に大きな化学反応を起こしたいと

海外活動家に働きかけ続け・・

 

 

そして、ついに

その第一歩が実現しました!

 

 

以下、アニマルレスキューシステム基金のニュースレター2021.9月号より。

 

 

 

今回、寄稿させてくださったEstherさんは、40年も活動され

早くからFix by Five運動を唱え、獣医師会に働きかけ続け、アメリカ中のスペイクリニックを繋ぎ、

そして現在、スペイに関するあらゆる情報を全米に発信するUnited Spay Allianceを運営されています。

 

その規模と行動力、実現力には圧倒されます。

 

私まだまだやなあ!と、刺激されます。

 

そしてこの度、そのUnited Spay Allianceのblogに投稿させていただく機会をいただけたのです!

 

 

 

 

そのブログの和訳がこちら

 

5か月齢までに不妊手術を」を新しい常識へ。

 

私は5か月齢までの不妊手術を広めるキャンペーンに全く賛同いたします。私は6か月齢未満で妊娠した猫を数多く診察してきました。それは決して珍しいことではありません。6か月齢になるまで手術を待っていては、望まない妊娠を止めることはできず、猫の過剰繁殖に起因するトラブルも予防することができないのです。

日本では避妊手術も去勢手術も、6か月齢を超えてから行うことを薦める獣医師が多いです。獣医大学では不妊去勢手術の手技は学びましたが、いつ手術を行うのが最も良いのかについて、科学的な議論はありませんでした。

私たちは卒業したら、その時期はそれぞれの獣医師の判断次第になります。私は卒業後一般開業のクリニックに就職しましたが、そこでも6か月齢での不妊去勢手術が適切だと考えられていました。しかし、具体的な根拠は特になかったように思います。多分、子猫に対する麻酔や外科手術のリスク、オス猫の尿路障害の発生リスクに関する、誤った見解のためだと考えられます。しかし、これらのリスクを肯定する科学的な根拠は実はありません。

6か月齢で不妊去勢手術をするという習慣は、私達獣医師が、「5カ月齢までに手術をする」という習慣に変えなければなりません。私は、5か月齢までに手術をするたくさんのメリットを、獣医師に啓発していこうと考えています。さらに言えば、私は早期不妊去勢手術が危険なことだという誤解を解きたいのです。私はこれまで500頭以上、5か月齢での不妊去勢手術を実施してきましたが、どの猫達も術中、覚醒時にも特に問題なく、その後も異常なく健康に過ごしています。私の経験と早期不妊去勢手術への信念から、私はどの獣医師も早期不妊去勢手術の実習が受けられる動物病院を創ることにしました。

日本にはまだスペイクリニック自体少なく、高回転で低価格で行う不妊去勢手術の方法を知る獣医師もごくわずかです。この事業を行う獣医師があまりに不足しているのです。猫の過剰繁殖問題を解決するためには、鍛錬された獣医師がもっと必要なのです。

私は今、大阪で小さなスペイクリニックを営んでいます。しかしそれでは不十分だと感じています。だから、私は獣医師が早期不妊去勢手術と高回転不妊去勢手術を学べる新しいクリニックを創りたいのです。そしてその場所は、獣医師だけでなく、獣医学生にも一般の方にも、早期不妊去勢手術のこと、不妊去勢手術の大切さ、そしてどうしたら猫達が幸せに暮らせるのかを知ることができる、学び場としての場所であってほしいのです。

私は、新しいクリニックがどの人も猫で困ったことがあれば相談できる場所になることを目指しています。大人から子供まで、クリニックを通じて出会った人々が一丸となり、皆で動物福祉の向上を目指したいのです。そして、その先導に立つのが獣医師であるべきだと私は思います。

 

 

このことは、ARK関西さんも喜んで下さり、

この記事をニュースレターで紹介して下さりました!

https://www.arkbark.net/uploads/2016/03/NL119.pdf

 

 

今後

Estherさんとは交流を続け、

私の新しいクリニックでの活動もお伝えするとともに、海外の活動の様子からも

刺激やヒントを得て、

 

必ず、日本の動物たちに還元します。

 

 

 

この大きな一歩を作ってくださった

ヒロさん、

私のつたない英文の添削に尽力下さった先生方に

 

 

心から感謝いたします。

 

日本の獣医師も、頑張ります!

 

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代表橋本エリコが作画した絵本です。是非一度見てください。