こんにちは!



東海村で書道教室を開いている

かさい じゅん子です。



今日は、筆について 

書きたいと思います。



筆とほかの筆記具との大きな違い

って何だと思いますか?


いくつかあると思いますが

一番大きな違いは、

ひく線の太さを変えられるところ

ではないかと思います。



ほかの筆記具は

だいたい太さがいつも一定です。


でも、筆の場合は、筆をつり上げたり沈めたりする事(浮沈と言います。)によって


線の太さを変えて

線に表情を付けたり

文字の大きさを

調整することが出来るんです。
 

でもその筆も

お手入れを上手にしてあげないと

その良さを発揮できません。



例えば
学校で

じっくり筆を洗えない場合は
これを使うと良いかもしれないですね。







筆帽(ひっぽう)と言います。

いわゆる筆のキャップです。

プラスチック製で

100円弱で売っています。



ぎゅっと被せてしまうと

墨がポタポタと垂れてくるので


帽子みたいに毛の部分に

ポコッと被せてあげると

乾燥を防いでくれます。


2,3日は被せたままでも大丈夫ですが


長く被せておくと

カビが生えたりするので

早めにきちんと洗って

乾かしておくと良いと思います。



大人の方も

ちょっと練習を休憩なんて時に

被せておくといいかもしれません。



そして、筆を洗うときは

根本に墨を残さないように

しっかりと流水で洗って

干しておくことが大事です。



お気に入りの筆は、

手入れしているときや書いているときに、

なんだか会話しているような気持ち

になるときがあります。


「いっぱい書いたから

ちょっと、お休みしたいわ。」

とか

「さっきの線は、私だから出せる線」

とか(笑)

筆が言っているような気になります。



「弘法筆を選ばず」と言いますが、

彼ほど筆を選んだ人は

いなかったそうです。



自分がイメージしたように

働いてくれる筆照れ


感謝して、大事に扱いたいですねウインク





読んで下さって

ありがとうございました。


かさい じゅん子