成長が嬉しい♪ | 強烈自閉くんとの暮らし

強烈自閉くんとの暮らし

29才の自閉症の息子を育てている、落ちこぼれ母のつぶやきです。日々おだやかに暮らしたいのに、何かしら仕出かしてくれる息子…心がポキポキに折れてしまう事も多いけど、たまーに息子から素敵なプレゼントがもらえます。それを心の支えに日々頑張っています。

今日は
自閉息子、ぽん太が
小学3年から通っている
障害児のための体操教室のメンバーと
体操のイベントに参加して来ました。


そのメンバーの中に
現在特別支援学校高等部2年の男の子がいます。
彼が小学校低学年の時に
この体操教室に入会しました。


当時の彼は、超多動。
小さい頃のぽん太にタイプが似ていたので
気になっていました。

とにかくじっとしていない。
場所に慣れるのに時間がかかり、
初めての場所に行くのに
ものすごく抵抗する。


ひとつの場所に居られなくて
フラッと部屋から出て行ってしまう。

体操教室に来ているのに
体操を全くやらずに部屋の外にフラフラ出て行ってしまい、時間になったら帰って行く。

それでも彼のお母さんは
体操教室をほとんど休まず
彼に付き添って来ていました。

おっとりした、お人形のように綺麗な彼のお母さん。
大人しそうに見えますが
芯のしっかりした強い女性です。

全然ブレない。

いつも彼に付き添い、寄り添い、彼のペースに合わせて行動していました。

彼がその気になるまで何時間も待ち続け…

大変だったと思います。

お母さん、元気の無い時期もありました。

それを乗り越えたから…


まさに、
『子どもを信じ、待ち、見守る子育て』


私が出来なかったやつです(笑)


私は嫌がる息子を無理矢理引きずって行ってましたから(笑)



高校生になった彼は劇的に変わりました。
多動が嘘のように落ち着き、活動にしっかり参加し、
人の話をしっかり聞けるようになりました。
何より顔つきが違う。
目に力が宿っています。


まるで別人。

お母さんの頑張りが彼に届いたんでしょうか。

いつも彼の味方だったお母さん。

素敵な人だなあ。


今日参加したイベントでも障害児だとは誰も気付かないくらい、お利口な姿でした。

人、ってここまで変われるんだ。

身を持って教えてもらいました。


お母さんの頑張りが実を結んだ。



私も彼の成長が嬉しくてたまりません…
(*´ー`*)