歯科に行って来ました。 | 強烈自閉くんとの暮らし

強烈自閉くんとの暮らし

28才の自閉症の息子を育てている、落ちこぼれ母のつぶやきです。日々おだやかに暮らしたいのに、何かしら仕出かしてくれる息子…心がポキポキに折れてしまう事も多いけど、たまーに息子から素敵なプレゼントがもらえます。それを心の支えに日々頑張っています。


自閉息子ぽん太さん、
昨日は約半年ぶりの歯科でした。

ぽん太が通っている歯科は
障害児専門。

本来は18才までしか診ていただけないのですが
ぽん太は地域の歯科にかかるのが難しいため

幼児の頃から引き続き21才の現在まで
診ていただいています。

ぽん太は虫歯は無いのですが
歯磨きがきちんと出来ないため
歯肉炎になりやすい。

定期的に通って
歯石取りとフッ素を塗ってもらいます。


口の中が感覚過敏のぽん太は
歯科が大嫌い。

なのに
昨日は珍しく自分から診察室に入って行きました。

私は待ち合いで待機です。

一人で診察台に上がり
静かに歯石取りと
フッ素塗布を受ける。

私は終わるのを待ってるだけです。


いや~
ここまでになるのに10年以上かかりました(^_^;)

10才くらいの時は
暴れて泣き叫ぶぽん太を2、3人がかりで
押さえ付けたり

待ち合いから逃げ出して
大捜索した事もあったし

高等部の頃は診察台で
ぽん太に突き飛ばされ
壁まで吹っ飛んだ私…

ある時は診察拒否で
1時間たっても診察室に入れない事もあった。

「お母さん、こんな状態じゃ
 ここでは診れません」

歯科のスタッフに言われ

ここがダメなら診てもらえる歯科は無い。


ぽん太と一緒に謝りに行き
お願いして診てもらったり。


そんなこんなを乗り越えて
今があるのかも。


なぜ昔の事を思い出したかと言うと…



昨日、待ち合いで
5才くらいの
歯科がイヤでずっと絶叫している男の子がいました。


言葉が全く無かったので
おそらく自閉くん。


まるで昔の息子を見ているようでした。

ぽん太も5才の頃は言葉が無かったので
絶叫するしか意思表示の方法が無かった。


お母さん、スマホで男の子の好きな
電車の動画など見せていましたが
絶叫が止まらなくて…
迷惑になる、と思ったのか
周りの人に「すみません、すみません」
と謝りながら
遠くの席に行ってしまいました。


大丈夫よ~
うちの息子もそうだった。
大きくなれば
大人しく出来るようになるから…


声をかけたかったけど

向こうから話して来たならともかく
今の若いママさん、
おせっかいオバチャンの
上から目線の発言は
余計なお世話かも…と思いました。


そんな先の事はどうでもいい。
今、この状態を早く何とかしたいに決まってるし(^_^;)


なので…



心の中で
頑張って~!!
とエールを送りました\(^-^)/


これで良かったのかな…(^_^;)