こんにちは。

 

いきなりクイズですが、

これ、読めますか?

 

 

 

 

 

 

 

あまり見ない漢字だと思います。

 

「漢字」と書きましたが、

 

これは、「国字」です。

 

あるいは、「和字」ともいいます。

 

 

 

 

って、お話それましたが、

 

怺える、

 

ですが、これ、

 

 

 

「こらえる」

 

 

 

と読みます。

 

 

 

 

 

 

 

普通は、

 

「堪える」

 

になりますよね。

 

 

 

そこで先ほどの説明に戻ります。

 

こらえるを別で表記すると、

 

堪える

これは、漢字。

 

つまり、中国から伝わった文字。

 

 

で、

怺えるは、国字、和字。

 

国字、和字というのは、

日本で作られた字で、

 

日本人の感情・独特の意味

を表すために作られた文字

 

なのです。

 

 

 

 

国字の話をもうちょっと突っ込んですると、

 

日本人の感情を表す字ですから、

とってもわかりやすい例があります。

 

 

 

1月ですから、みなさん特に思いつきやすいのが、

「さかき」です。

 

神棚に供えたり、

神事の時に使われる、

あの「さかき」。

 

これも国字が使われていて、

 

 

と書きます。

 

 

 

あとは、

漢字だと、麹。

国字だと、糀。

とか。

 

 

 

 

中国由来の漢字より、

 

ふわっ

 

とやまとの感覚が呼び覚まされる。

そんな感じを受けます。

 

 

 

 

そんな、日本人の情緒を表す

怺える。

 

どんな情緒があるかというと、

それがもう、

 

 

 

 

 

ステキ過ぎるんです( *´艸`)

 

 

 

 

 

 

堪える、っていうと、耐えることで、

ガマンにガマンをすること。

 

 

で、そういうのって、

堪えきれなくなると、

 

爆発します(笑)

 

 

 

誰しも経験があるかもしれませんね^^

 

 

そう、我慢を重ねるってツライですもん。

 

家庭内での爆発、

職場での暴発(笑)

 

観たことありますよね~(笑)

 

 

 

 

 

一方、国字、和字の

 

怺えるって何が違うの?

 

ってなるので、倭の国以外をみましょう。

 

 

 

 

 

海外で、交通渋滞など起こると、

クラクション、スゴイですよね~。。

 

クラクション鳴らしても、

状況は変わらないのだけど、

鳴らす人は、日本人の比じゃなく多い。

 

 

怒りの表現の仕方も、

一種パフォーマンスの要素も入って、

日本人より、手足も大きく使って

表現される人が目につきます。

 

 

日本人は、爆発するときも、

ちょっと周りの目を伺うというか

人の目を気にします。

 

 

人の目とは、相手。

 

 

 

 

そうなんです。

 

堪える、

 

って自分の怒りに似た感情を

抑える、我慢する、耐える、

のですが、

 

 

 

怺えるは

 

自分の感情をこらえながらも、

「相手を許す」

という日本の情緒を踏まえた

意味があるのだそうです。

 

 

こらえながらも、許す。

こらえながらも、

 相手の幸せを願う。

 

 

 

 

 

そんなやまとの時代からの

日本人の血の中に流れる

情緒が、この国字を作ったそうです。

 

 

 

 

このお話を聞いたとき、

私は涙がこぼれそうになりました。

 

 

 

自分の中で忘れそうになっている

大事な大事な感覚に触れられた。

 

 

 

心が冷たくなるような出来事や

心が緩まらないように思うこともあるけれど、

 

 

 

私にも、その

 

こらえながらも、

 相手の幸せを願う

気持ちが流れている。

 

それに気づき、

嬉しく、感謝の念が浮かんだ。

 

そんな涙でした。

 

 

 

 

ちなみに、このお話は、

 

今野華都子先生の

オンライン古事記塾でのお話から、

振り返って書かせてもらっています。

 

 

 

 

古事記ややまと言葉に触れることは

本当に素晴らしい経験でした。

 

私もまた古事記塾参加します(^O^)/

 

 

 

ご興味ある方は、今野華都子先生のブログ

伊勢神宮「神の計らい」

をぜひ読んでみてくださいね。

 

いつも心温まりますよ(*´▽`*)

 

 

 

 

 

今日は、怺えるという

国字、和字の持つ意味についてでした。

 

 

 

こらえるとき、

いつもは難しいけれど、

それでも、

 

こらえながら、

相手を許す、

相手の幸せを願う

 

 

この日本人の素晴らしい情緒を

知っているだけで、

心の中にそっと置いておくだけで、

こらえる状況になった時、

何か変化があるのではないでしょうか?^^

 

 

 

 

人間ですから、

貪瞋痴の心はなかなかなくせません。

 

瞬間、心に沸き起こっても、

次の瞬間、

やまとの心を思い出してみてください。

怺えるの意味を思い出してみてください。

 

 

 

湧きあがる感情は、味わい、

その後、私たちは、

コントロールすることも出来るのですから。

 

 

 

今日は新月で、

何かを始める、決意するのに

ピッタリな時です。

 

 

新月に、

新しい自分自身に

何か心に思うことを

お誓い申し上げられますように。

 

 

 

今日も素晴らしい日にしていきましょう。

 

 

 

 

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました!

 

良い一日を~(^-^)