前回の記事がアマトピに掲載されました
せっかくなので
この友人についてお話をしたいと思います
友人優しいのでブログでは優子さんと呼ぶことにします
優子さんは
30代半ばで当時お付き合いしていた方と別れ
婚活をしようとしていた時に
今の旦那さんと出会いました
結婚前から避妊はしておらず
早く子どもが出来ることを望んでいました
でも、なかなか自然妊娠が出来ず
病院で検査するも特に異常もなく
人工授精を始めました
初めて人工授精をした後は
妊娠出来ると信じていて
一緒にご飯に行っても
お刺身を食べなかったり
お酒も控えていました
でも、残念ながらなかなか妊娠せず
やっと陽性反応が出たと思ったら
化学流産をしてしまいました
ここまでの治療は海外でやっていましたが
なかなか妊娠が出来なかったので
40歳くらいの時に
日本に帰国し
体外受精を開始しました
何度か試し
今でも無事妊娠できたとの連絡と
クリニックを卒業できたとの報告をもらい
私も自分のことのように
嬉しかったのを覚えています
でも、クリニックを卒業してすぐに
流産したとの連絡がありました
それが確か1年半くらい前のことで
それ以降、なかなか上手くいかず
お金もかかるため
人工授精をできる時に
やっている
と話していました
不妊治療を開始して最初の頃は
レストランで妊婦さんをみると
涙が出てしまう
と話していましたが
だんだんと気持ちも落ち着いたようで
共通の友人が妊娠すると
嬉しそうにプレゼントを選び
お祝いをしていました
私もなかなか妊娠できないでいたので
私が昔住んでいた地域の良さそうな
不妊治療クリニックを調べて送ってくれたり
しました
ただ、私は正直なところ
優子さんが不妊治療をしても
妊娠できず
悲しい思いをたくさんしているのを
近くで見ていたので
体外受精をしてまで子どもは欲しくない
と思い込んでいました
でも、AMHが低いことがわかり
後悔しないように、と
いきなり体外受精に挑みましたが
優子さんには報告しようか迷い
言わないことにしました
最近は遠くに住んでることもあり
不妊治療の話はほとんど聞かないので
言わないほうが良いかな、と判断しました
でも、本当に心が優しい優子さんは
悲しい気持ちは絶対にあると思いますが
私が妊娠報告をしたら
元気に子どもが産まれる事を
祈ってくれると思います
優子さんが本当に優しい人だなと思ったのは
先日たまたま見かけた知らない方のブログで
『不妊様』
という言葉を知り
その方が書いてる内容があまりにも酷くて
ショックを受けたからです。
不妊様という言葉を知らなかったので
ネットで調べたところ
子どもを作ろうとチャレンジしているのに2年以上妊娠せず、それにより妊婦さんや子どもがいる人を妬んだり、他人に当たったり、他人に必要以上に気を使わせるなどの言動をとってしまう女性のことを言います。
不妊様の「様」は敬称ではなく、「何様なんだ」という皮肉と軽蔑を込めたあえての「様」なのです。
と出てきました
もちろん、本人が自分のことを
不妊様と書いていたので
自覚はされているみたいですが
その方は1人お子さんがいて
2人目の妊活中
その方の仕事の後輩が
1人目の妊娠で
切迫早産で赤ちゃんは無理かもしれない
と聞いた時に
喜んだそうです
もちろん、
不妊治療は一度経験しただけでも辛かったので
その年月が長くなれば気持ちも塞ぐでしょうし
妊娠している私にはわからないと思いますが
優子さんは、
共通の友人が流産した時は
自分のことのように泣いて悲しんでいました
そしてその友人が再度妊娠した時は
自分のことのように喜んでいました
だから、不妊治療をしていて辛いから
不妊様になっていいというわけではなく
自分が不妊様になる道を選んでいること
そして、もっと違う生き方があることを
優子さんの生き方から
知ってもらえたら良いなと思いました
The glass is always half full