ワンパターンからの脱出! | つまづいても 犬たちとのエブリデイ

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ひとりの やや元気すぎるおばちゃん訓練士の、ドタバタな日々のブログです。

久々に 犬話 といこうかな・・・・・なんちゃって笑うシェルティ

このタイトルの内容と同じようなこと 過去にも書いたかも知れないけど 頭に浮かんじゃったんだからしょうがないわけよ。


ワンパターンにはまっている事って いろんな場面であると思うんですが、犬との接し方に関しても 多くの人は このワンパターンにはまっていると言えます。

訓練の場においても 言えることです。

特に経験値の低い まだ若い訓練士さんの練習を見ていると どの犬に対しても声のかけ方 指示を出すタイミングなどなど・・・・全部がワンパターン。

それは最初は仕方のないことかも知れません。その内に先輩や師匠から指摘を受け 徐々に工夫ができるようになるものです。


家庭犬においては どうでしょう。

よくご相談を受ける、玄関のチャイムに犬が吠える・散歩の時に他の犬や人、車などに吠えつく・・・・・なども 様子を見ていると 飼い主さんの行動はいつもワンパターンなのです。

犬がそう反応すると頭ではわかっていて 叱っているつもり(叱り方は工夫しているかもしれませんが)なのだけど 結果 何時も通り 犬は吠えたり 飛びついたりして終わっている。。。

こういう場合も ほんのちょっと 犬が 「エッショック」と感じるような 何時もと違う対応をすると 一瞬で治まってしまいます。

それは あんたがプロだからでしょ・・・・という お声が聞こえそうですが・・・・ハイ そうです。私 これでご飯をいただいておりますので 私達にとっては 至極簡単なことです。これを アマチュアである飼い主さんがホイホイ簡単にこなしてしまったら 私 おまんまの食い上げですから・・・お地蔵さま

でも 何度もプロの指導を受け(この場合 技術的なことではなく メンタルな部分に於いてということです)自分の犬を観察し 心理を読むトレーニングを繰り返し そして その事に対する自分の今までの対応がどうであったかを分析していくと 不思議なことに・・・・見えてくるはずです流れ星★ミ(赤)


余談ですが・・・・

オーナーハンドラーで競技を楽しんでいらっしゃる飼い主さんは 昨今 増えています。

そういう飼い主さんから よく伺うお話ですが・・・

「練習では完璧なのに 競技会になるといつもダメなんです」

これも ワンパターンの練習の結果です。

普段の練習で ついつい本番を想定した訓練を繰り返すと 犬は大概 競技会本番で裏切ってくれます。

練習では 失敗すればやり直しができるし、飼い主さんも場合によっては叱ることもあるでしょう。でも本番では やり直しもできないし 叱られることもありません。犬は本番を知っているんです。

「今日は つまんない ってシカトしても お母さんから叱られないもぉ~んケンケン

こんな感じでしょうか・・・。

だから 私のレッスンに来ていただく競技会をメインに考えていらっしゃる飼い主さんに対し 私は一切 本番の練習はさせません。

驚かれることもありますが 細かなところの修正をして 最終的に規定に当てはめる感じかな。

本番の練習が どうしてもしたければ 犬無しでイメージトレーニングをしてもらうように指導しています。



まぁ これは 私流 ですので 違う考えの訓練士もいるでしょう。

こういうやり方 考え方もあるって事です。


あぁ~ 久々 犬の人 って感じだったね自分