訓練の道具・・・・。 | つまづいても 犬たちとのエブリデイ

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ひとりの やや元気すぎるおばちゃん訓練士の、ドタバタな日々のブログです。

訓練の事を書き始めていて どこまで書いたのかは すっかり忘れた グッチおばさんです自分


そんなもんで とりあえず場つなぎってんですか!? 訓練に使う道具の話でも書いちゃおうかと思いますです。


訓練に必要な物


*首輪

*リード


・・・・・・・・・・ 基本 これだけですなィヒヒ♪


でも たったこれだけなんだけど 実は 結構 奥が深かったりするんですな・・オッホン・・・・・。


首輪ですが 訓練用の首輪というと チェーンカラー(チョークチェーンとも言います) ハーフチョーク が一般的でしょうか。

私は 犬種 性格によって首輪の使い分けをします。

犬種によっては 普通の首輪でもかまわないと思います。(締まらないタイプの物)

首に コントロールの合図を送るので その強さやタイミングを的確に その個体に伝えるために 首輪を使います。

以前 私のレッスンに来ていただいていた子で チェーンカラーを付けると 気分がものすごく落ちて 次に進めない子がいました。

他の訓練士が出張でトレーニングをしていたのですが なかなか訓練の成果が現れないとのことで 私の所に相談にみえたお客様の犬でした。

初めて見たときに もしかしたら・・・・と 思って 次のレッスンの時には ハーフチョークと普通の首輪を持ってきてもらいました。ハーフチョークに変えたら チェーンカラーを付けたときとは 明らかに違う反応を示し それからは訓練も楽しそうにできるようになり その後 飼い主さんんと競技会に出たり アジリティーを楽しむことができるようになりました。正直 最初の頃は CD1もなかなか入らないと相談を受けた子だったのに・・・です。

首輪一つで もの凄く変化した一例です。

チェーンカラーというのは 正しい装着の仕方 正しいサイズ 正しい合図の出し方 を知らなければ ただ 首を締め付ける道具にしかなりません。

今現在 チェーンカラーを使って訓練をしている方は 合っているのかどうかをちゃんとプロに教えてもらった方がいいと思います。時として ペットショップなどで 恐ろしくサイズの大きい物を購入して 使用し 首の毛がすり切れてしまっている子に遭遇しますが 上に書いた事がわかっていないと言うことなのです。


次にリードですが 私は訓練の時には革のリードを使います。以前は訓練士はみんな革のリードを使っていましたが 最近では そうとは限らず いろいろなタイプの物を使っている訓練士も多くなりました。

訓練士は リードの使い方 合図の出し方を熟知しているので どんな物を使っても大丈夫なのだと思います。

飼い主さんの多くが 組みひものように編んだタイプのリードを使っています。これは あまりお奨めしません。

お散歩の時など 急に犬に引っ張られてしまいリードが手のひらを滑ると 火傷をしてしまったりします。

こういうタイプだけでなく 布やロープタイプの物は 犬がコントロールが利かない場合 同じような事が起こりえます。

その点 革のリードは リードを掴むと手の平にフィットして手の中を滑ることがないので こういう怪我を防ぐ事ができるので むしろ アマチュアの犬初心者の方には 革のリードをお奨めします。

革のリードは 革の手入れようのオイルを使い大事に使うと 本当に手に馴染み 使いやすくなります。

ただ 長時間 どこかに繋いで置くようなときには あまり向かないかもしれません。ヒマな時間つぶしに 咬み咬みして 食べてしまうことがあります。ご注意ください。


それから よく見かけるのが ハーネス を使われている方。

ハーネスは 基本 訓練には向いていない道具です。

先ほど 書いたように 犬は首でコントロールされることを覚えます。ハーネスという道具は 犬を前に引かせるための道具ですので 訓練には向かないのです。

ちょっと思い浮かべてください。盲導犬はハーネスを使っていますが トレーニングをするときには 首輪も使用しています。両方を併用して 盲人の誘導を教えていって居ます。

気管などに問題がある子には ハーネスを使用することがありますが そういう問題が無い場合は 訓練は首輪を使います。


しっかりと訓練が入り 飼い主さんが自分の犬をコントロールできるようになったら どんな道具でもかまいません。

あくまでも 初歩の訓練をする場合には という話です。