昨日 チップのボランティアをしてくれていたシャリアちゃん（名前 だしちゃった ゴメンね）が 来てくれました。
彼女が チップのために ヒーリングウォーターを作ってきてくれました。
〈背景が 汚くて 申し訳ない・・・・〉
チップを触るときに 私の手に取って 彼の顔や頭になでつけてあげることにします。
かすかに ハーブの香りがします。このハーブ達の調合は その子の性格や症状によって変わるそうです。
チップのは 安心感を与え 広い視野で物事が見れるように・・・と言う意味が含まれているようです。
昨日も シャリアちゃんに会ったチップは 大興奮
嬉しくて 嬉しくて 仕方のない様子でした。シャリアちゃんのフィーレンとリジーとも上手に遊んでもらえました。
まぁ リジーには少し遠慮していたかな・・
前回 シャリアちゃんとの面会の後 チップの様子は以前よりも落ち着きました。気持ちをちゃんとわかってくれる人と再会し 私との関係もまた少し進んだからかもしれません。
今回も 今まではしてこなかったような甘え方を私にもしてくるようになりました。飛びついて顔をなめるなどと言うことはしなかったのですが 昨日はそんな甘え方もしてきました。
私とチップの関係も 少しずつ前進しています。
こういう犬との接し方で いつも言うことですが 何が大切かというと 関係作りを急がないことです。神経のデリケートな子の場合 急げば 必ずと言っていいほど 失敗をします。
だいたい 新しい環境に置かれて１週間から１０日でストレスのピークを迎えます。その間に人間の方から積極的に歩み寄ろうとすると 更にストレスに拍車がかかるのです。
私はいつも 新入舎した子は２週間くらいは何もせず最低限のケアだけしかしません。犬は常に観察をしていて 自分はココに居て安全なのか 安心なのかと図っているのです。犬に十分に納得をさせてから徐々に歩み寄るようにします。
歩み寄るといっても 急激な刺激は絶対に与えません。犬の方から臭いを嗅いできたり 遊びに誘ってきたりするのを待ちます。この 待ち の姿勢は 神経質な犬の訓練に於いて大きな意味を持ちます。
大概の素人の方は この 待つ ということができないようです。結果を求めるのが早すぎるのです。
昨日もシャリアちゃんとの話の中でも出たのですが 例えば 訓練相談を受けるとき 『散歩の時 引っ張らないようにだけして欲しい』 とか 『飛びつかないようにする方法を教えて欲しい』とか 言われる飼い主さんが居ます。
犬との会話をしない やろうともしてない飼い主さんに限ってこういう要望をもたれる方は多いです。
犬のトレーニングって そんなものじゃないんですよ・・といくら説明をしても理解をしていただけない。
自分は変わるつもりはない（必要はない） 犬にだけ人間の都合の良いように動くように訓練をしたい・・・・・・ そんなことは通用しないのです。
動物も豊かな感情を持っています。お互いが会話をしながら 飼い主さんが正しいリーダーにならなければ いい関係は築けないのです。
このことは 私の１番の大変な仕事です。 そして 言い続けなければならない大切な事です。
昨日は私もシャリアちゃんから パワーをいただきました。私用にもとヒーリングウォーターを作ってきてくださいましたが なんだか 今朝は自分でも驚くほど元気です
シャリアちゃん ありがとう