研修会 | つまづいても 犬たちとのエブリデイ

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ひとりの やや元気すぎるおばちゃん訓練士の、ドタバタな日々のブログです。

昨日は 訓練試験委員研修会 がありまして、お勉強をしてきました。

BH(同伴犬訓練試験)とオビディエンス試験の研修でした。

BHとは、人が犬を伴って市街地や公園を通過する際などに 安全かつ他人に迷惑をかけることがなく行動できるように訓練されているかどうかを目的とした試験です。

オビディエンスとは 協力的に また指示に従って行動する事を犬に教示する事で、犬と飼い主との良好な意思疎通、自らすすんで集中した楽しい服従をしようとする犬の自発性を重視した訓練のことです。

BHの試験は 既に競技会などで実施されているのですが、オビディエンスについては今後 春のJKC本部競技会より行われていくとの事で、私達 試験委員の資格を持っている人間がその審査に携わるので その詳細を勉強しなければならないのです。

BHもオビディエンスも、競技というより犬を伴って公共の場に出向いた時、周囲の人にも迷惑や不快な思いをさせないための マナー という点で どのご家庭の犬にも必要な訓練だなぁと思います。

日本人が犬を連れて オープンカフェ などでお茶したり・・・・というのは 極 最近のことです。

音譜おしゃれ音譜かっこいい音譜・・・なんていう意識のほうが先に立って、自分の犬に公共の場に連れ出しても大丈夫なだけのトレーニングがなされているのか・・というのは二の次になっている飼い主さんは多いものです。

外国に行くと 素敵なちょっと高級そうなレストランでも食事をしている飼い主の足元に犬が伏せて静かにしているという光景を目にしますが、犬に関わってきた歴史の違い・文化の違いを感じます。

日本人の それ は 上っ面だけの見せ掛けに見えてしまいます。中には、正しくトレーニングをしている飼い主さんもいらっしゃいますが、まだまだ 人間本位の考え方で犬に接している飼い主さんが多いのも事実です。

BHとかオビディエンスのトレーニングが正しく理解され、普及していけば 今まで受け入れてもらえなかった公共の場にも愛犬と一緒に出かける事が出来るようになるのではないでしょうか。

その為には、私達 犬のプロが勉強をして飼い主さんの意識を変える手伝いをしていかなければと思います。

日本のペットブームが表面上だけのものに終わらないようにしなければ、それに関わった動物は不幸だと感じています。



しょぼん先日のブログ、精神的に落ちた状態で書いたものだから 漢字の変換を間違えている所がありました。

大変 失礼いたしました。こっぱずかしいったらありゃしない・・・しょぼん