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20時45分にブログアップのHAPPY親子塾の浅賀です。
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子どもの世界の正しい理解をしよう
中学生を見ていて「そうなんだ」と思うこと、話を聞いて「なるほど」と勉強させられることは多々あります。
特に、大人しい子どもの気持ちを考えると、小学校3・4年生で見られる子ど
もの世界を理解しないわけにはいきません。
それは、大人が考えている常識とは全く違った認識であったり、大人が事をややこしくしたりということがあるように感じるのです。
その代表的なことは、子どもの人間関係についてです。この時期に、コミュニケーション能力が身についていないとまわりから見ると孤立しているかのように見えることがあるのです。
それでなくても、コミュニケーション能力が学校教育で重視されているということは、これからの時代生きて行く上で必要な能力だからという理由と今の子どもに欠けている能力という二面的なとらえ方をすることができます。
小学校という学習の場は、幼稚園や保育園と違い集団あそびや集団で行う授業が主流となります。
社会性の発達が十分でない低学年では、クラスが同じとか近所とか幼稚園・保育園が同じ仲間との交流が中心となります。
全員がまだ幼いので、友だち関係はとてもシンプルです。しかし、3・4年ぐらいになると、人の気持ちを想像できる子の方が多くなります。
譲り合ったり、自分の気持ちをコントロールして、その場の空気を読んだりして友だち関係を育んでいきます。
このとき、自分の話ばかりしていたり、自分の感情をガマンできなかったりする子は、次第に集団から浮いてしまうようになります。
仲良くしたくても、相手がいつも「自分勝手」に振る舞っていれば、「なんだ、あいつ」と思うのも無理はありません。
大人だって同じではないですか?
本人にも悪気はないし、まわりの子どもたちも示し合わせて仲間外れにしようなどとは思っていません。
ただ、一緒にいるうちに、「何となくやりづらい」「この子がいるとスムーズに遊べない」ということが重なり、少しずつ誘われないことが増えていくのです。親が気づいたときには、1人で孤立してしまっているということにもなる
かも知れません。
ここで、何人かの特徴ある子どもの存在があります。
ひとつは、リーダーとして見られているが、仲間のことを考えてくれているリーダーではなく、子どもの言葉を借りれば「ずるい子」の存在
ふたつには、リーダーについている取り巻きの子ども。「ノー」と言えずに、「おかしいな」と思っていてもはっきり言えない子の存在。
この子は、家では親にホンネの現状を話しているかも知れません。
みっつには、自分の意志がなかったり、言われるがままで一緒にいる子の存在。
一緒にはいるが、すぐに離れることもする子の存在。
よっつには、仲間意識もなく、その時々で遊ぶ相手も違う子の存在。
このようないろいろな子によって、集団がつくられ、いろいろなことを学習している時期なのです。
親としては、孤立?しているかのような状態では、心配もするし、最近では、すぐに「いじめられている」と表現してしまう親もいるのでしょう。
しかし、子どもの世界をきちんと理解しなかったり、過敏反応しては、何のプ
ラスにもなりません。
わが子からも良く話をきいたり、まわりの子からも時には様子を聞いてみなけ
ればなりません。
大人が入るとすぐに加害者・被害者が存在してしまうのです。しかも、「うちの子が…」となってしまい、自然に解決するものも解決せず、中学生まで尾を引いてしまうこともあるのです。
事実、中学校で小学校4年生の時のことを持ち出して、指導する場面もあ
ります。
お子さんに聞くときも、ストレートに聞くのではなく、「最近どんな遊びをしているの」「遊んでいて、だれが面白いの」など、友だちとの関わり方が把握
できるような聞き方で聞いてみることです。
いじめに遭っていれば、そんな話をしていると表情が暗くなったり、泣き出
すこともあるでしょう。
苦しんでいるなら、話をしっかりと聞いてあげなければなりません。
しかし、子どもには子どもの立場や人間関係があるのです。
もしかしたら、自分が悪いとわかっていても謝るきっかけを見つけられないのかも知れません。
コミュニケーションスキルは、小さい頃からの積み重ねです。
わが子が、どんな表情をしているのか、「何か変だと」感じるのは、親の役割なのです。
子どもが、状況を判断して今、どんな思いでいるのかを最優先にし、親がいじめと決めつけたり、心の訴えやサインを出していながら、それを感じ取れないのでは困ります。
大事なのは、子どもの世界に大人が土足で入り込むのではなく、子ども自身が考えて人間関係の修復をしていかないと、中学生になってからでは、部活動も人間関係も中途半端まして、多くの仲間とのコミュニケーションまでも身につかず、余計なガマンや挫折を味わうことになるかも知れません。
中学生時は、社会性が発達するし、また身につけなければならない時期になるのです。
でも、小学校期のこの人間関係づくりをけんかや仲直りの繰り返しで学んでこなかったために、人間関係を調整する能力が身についておらず、不登校になったり、対応の仕方がまったくわからない子がとても増えているのです。
私は、人としてとても重要な問題と捉えています。
ここで身についていない子は、大人になってから会社でもすぐ挫折する人間、対応の仕方しかたがわからない人間になる可能性は高くなるのではないでしょうか。
それこそ問題です。
最後まで、お読みいただきね
ありがとうございました。
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