自立に向けた子育て基礎ポイントとは？

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自立に向けた子育て基礎ポイントとは？

子どもを育てるときに、その日暮らしの視点でなく、目指す子ども像のイメージや子育ての目的を考えた方がブレずに育てられます。

そんな目的の一つに「自立」というキーワードをあげる方も多いでしょう。
しかし、自立と言ってもそのイメージはまちまちですし、その過程となるとさらに選択肢は多くなります。

そこで一つの目安となる目標を考えると、
①　自分で考えて生活習慣を身につける

②　自分で考えて社会のルールを守る

③　自分で考えて勉強する

④　自分で考えて行動して、将来何を仕事にするのか決める（夢を持つ）
が一般的な入り口でしょうか？

この目標を幼児に当てはめても無理があります。
具体的な行動を細分化して発達段階に応じた形で落とし込んでいかなければなりません。

特に、幼児期から学童期にかけてのしつけのポイントは、

①　思いやりの心を植えつける
②　絵本になじませ、言語の能力や身の回りの様子を知る
③　他者との関わりを十分に経験させる

④　我慢する習慣を身につけさせる

などのポイントを日常生活でどのように具現させるかが大切です。

さらに、自立心のある子に育てるために親がすることの視点も意識しなくてはなりませんね。
私は、セッションの中では１３のポイントをお伝えしています。
例えば、
①子どもの問いかけにはすぐ返答する
②手を出しすぎず見守ることも大切
③口を出しすぎない。
などです。
でも、ついつい手をかけ、口をだし、評価をしてしまうことが多いものです。
そんな子どもをコントロールしない、自立心を育てる親がやってしまうNGには、私は１０ポイントあると考えています。
よくある例をあげれば、①答えを用意したり、親がしてしまう。
②結果すぐに求めない。
③「しつけ」と「おどし」を混同してしまう
こんな過ちを犯してしまうと子どもの自立心は育ちません。

日々の生活でそれらが習慣化してしまうことで、大切な資質や能力が十分に開花せず、個性を育むと言っておきながら、親の思うとおりの人づくりをしてしまい、うまくできなければ、怒り、イライラし、親子共々悪循環にハマると言うことも少なくはないのです。

自己流が招く失敗ですね。
そのことが定着してしまうと、幼稚園や保育所に行き、親元を離れて専門家の指導に触れると不適応状態になってしまうのです。

幼稚園や保育所の先生に対するクレームの多さを見ても、子どもの使う言葉を見てもそれは明らかだと思います。