皆さん、こんばんは。

HAPPY親子塾の浅賀です。

 

中学生の時期は、特に行事をとおして

たくさんの感動を味わわせることが

心を動かし、

大きく成長させるうえで大切です。

 

また、頑張った事実をきちんと認め、

褒めることで、自信をつけたり、

自分を見つめたり、

自らを改善することができます

その繰り返しで、大人になっていくのです。

 

しかし、口先だけで褒めたとしても

人の心は動きません

感動とは、相手の良さがそのまま

こちらに移ってくるということです。

 

その美しさに感動して、こちらの心も

ふと明るくなります。

 

そういう相乗的なものなのですね。

 

「あっ、それはすごいね」と子どもの

気持ちを察知したり、親が感動を先に

表現する習慣をつけていると、

子どもは、素直に感動を表現して

くれます。

 

イソップに「甘やかし」への警鐘の

物語があります。

 

昔、ギリシャの小さな男の子があるとき、

友だちの家からおもちゃを盗んで帰って

きたところ、母親はそのことをとがめるどころか、

逆に「うまくやった」と褒めました。

 

その結果、男の子は平気で盗みを続け、

成人した頃には大泥棒になっていました。

いろいろと悪事を重ねた末、

ついに捕らえられて「死刑」を

言い渡されてしまいました。

 

いよいよ死刑になるというときに、

刑場へ母親がやってきて、

「とんだことをしてくれた」

と嘆くと、これを見た息子は

「死ぬ前に一度だけ母親と話し

をさせてくれ」と死刑執行人に頼みました。

 

母親が息子の傍らに来ると、息子は

母親の耳元に口を近づけて、

「おめえは俺が子どもの頃盗みをした

ときに、一度も俺を叱ってくれなかった。

 

もしおめえがあの頃、厳しく叱って

くれていれば、俺はなぁ、このように死刑に

なんぞならずにすんだんだ」

と言うのが早いか、

母親の耳を食いちぎってしまいました。

 

皆さん、イソップの物語から何を感じましたか。

日頃の親の価値観が、子どもにとっては大きく

影響し、判断基準、行動基準にもなってしまう

のですね。

 

だから、「よいことはよい、悪いことは悪い

褒めることと叱ること」がぶれず、

親の都合で変わることなく、

子どもに繰り返し繰り返し教えなければ

ならないのですね。

 

子どもがやればダメで、親がやれば

都合のよい理屈で正当化

 

中学生になとこれこそ一番きらうこと

なのです。

 

一人の人間として、親が大人の

見本・手本となる行動・考え方が

求められます。

 

お父さん、お母さん、

子どもたちが尊敬する

大人になること、子どもたちの

理想の姿になることが、

大切ですね。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

では、また明日