さあ、医大へお引越しだっ! | おひとりさま、がんになる

おひとりさま、がんになる

私の経験が同じおひとりさまのお役に立てれば♪

   2017年3月2日にB病院で胃がんの宣告を受けた翌日の午前中に、乳がんの手術前、最後の検査になるはずの胸部MRIを、A病院の提携病院で受けました。

   本当なら、この検査を終えて、後は手術を受けて終わる予定だったのに・・・検査を待ちながら、ぼんやりと考えていました。

 

   検査は午前中に終わって検査結果を受け取り昼食。

   午後イチでB病院に向かい、2通の紹介状を受け取り、その足で検A病院に向かいました。

 

   先生は、MRI検査の画像を見ながら

   「左には前に組織検査をしてがんだと判明している2つ以外に、もう一つ腫瘍が見えますね。これががんかどうかは、手術してからじゃないと分からないですが。右にもいくつか小さいものが見えるようだけど、まだ小さいから・・・(今はまだ何もしないってことかな?←質問もしませんでした)。あなたのがんは、骨シンチ検査で骨への転移は無かったし、性格の悪い(進行速度が速い)ものではないけれど、多発だから全摘になるでしょうね。」

と言われました。

 

   もう私は、ここで手術してもらうつもりはないので、

   「そうですか。元々、全摘を希望していたので、それは全然構わないんですが、実は、先日、電話で胃がんの疑いが高いという話をさせていただいたのですが、昨日、胃がんであることが確定しまして・・・。検査を受けたB病院の先生から、胃がんも乳がんも、まとめて医大で診てもらったほうが良いと、紹介状をいただいたので、こちらからも医大への紹介状を書いてもらえませんか。」

と、B病院からA病院あての紹介状を手渡しました。

 

   古い人間なんでしょうか?

   セカンドオピニオンが当たり前だと言われている時代ですが、医者を変える、となると、今の医者に対して申し訳ないとか、気分を害するのではないか?など、変に気を遣って、なかなか言い出せないのですが、B病院からの紹介状があることで、A病院でも遠慮や気兼ねすることなく、スムーズに話せたような気がします。

   酷いことを言われたのに・・・。

 

   「それは大変でしたね。そっちの方が良いかも知れませんね。医大を受信する日はいつですか?」

   この件で、初めて慰めの言葉をもらえました。そう、先生ではなく、一部の看護師や受付の方の心が患者さんに寄り添えていないだけなんでしょうね。

 

   「3月8日です。」

 

   そうなんです。

   B病院は、対応が早かった!

   3月2日にB病院で会計待ちしている間に、目の前で受付の方が、医大にFAXを送信し、連絡を取ってくれていたのを確認。

   会計を済ませて帰る前には、「医大からの返事が来ないので、今、受診日をお知らせできませんが、決まったらすぐに連絡しますね。」と、小さな声で言ってくれました。

(↑↑ これ大事!!)  

 

   自宅に戻り、時間が経たないうちに、B病院から連絡がありました。

   「医大の予約が取れました。3月8日です。」

   えっ、来週・・・そんなに早く予約が取れて、ちょっとビックリ。

   と同時に、早く診てもらえるんだ!と思うと、気持ちがふわっと軽くなりました。

   B病院の小さい病院だからこそのフットワークの軽さと、患者さんへの配慮が感じられ、二度目のがん宣告をされたばかりなのに、何故か無性に嬉しくなったのを忘れられません。

   これでA病院に通う必要がなくなったからかも知れません。

 

   さぁ、医大へお引越しだっ!!