小さな変化を起こしてみよう | 加納亜季の毎日を笑顔にするコーチング Smiling Face

加納亜季の毎日を笑顔にするコーチング Smiling Face

30,000人の女性を支えてきた加納亜季が綴る心を元気にさせてくれるコツ

九州地方では「春一番」が吹き始め、
一気に春が到来したような陽気ですね。
けれど、暖かい南風の「春一番」が吹いた翌日は、
必ず気温が下がると言われていますから、油断は禁物ですよ?

特に3月の冬から春への移り変わり時期は、
気温が急激に上がったり下がったりを繰り返します。
また、花粉症がもっとも辛い時期でもあります。
会社は期末の決算期、確定申告などもあり、
さらに歓送迎会のお付き合いなども重なると、
体調を崩してしまう人も多いかもしれません。

そんな時は身体の声に耳をすまして、ゆっくり休ませてあげること。
そして春の暖かな光を感じながら、のんびり散歩してみること。
せわしないこの季節だからこそ、
心と身体にたっぷりと栄養をあげてくださいね。

さて、今週の一言は「小さな変化を起こしてみよう」です。

「変わりたい」「自分を変えたい」

そういう人は、たくさんいます。
でも、どうしたらいいかわからないし、なかなか変われないと諦めがちです。

そんな人は、まず、日常のなかで小さな変化を起こしてみましょう。
「そんなことをして、何かのためになるの?」と思うようなことでもOK。
そうやって、日常の中に小さな変化を積み重ねることが、大きな変化へとつながってゆくのです。

たとえば、歯磨き。
今まで右手でやっていたのを左手に変えてみる。
コーヒー党だったのを、紅茶等に変えてみる。

そんな風に今までと違うことをしようと思うと、
脳が活性化するのです。

もしあなたが、「朝はコーヒーがないと起きられない」と思い込んでいるとしたら、それはきっと変わることを恐れている脳のしわざ。誰だって居心地のよい環境を手放すことに抵抗があります。

新しい刺激がないと、脳はじわじわ後退状態。
人は成長していると感じると元気になり、
停滞していると感じると元気がなくなります。

たとえば朝なら……。
起きる時間を変えてみる。
目覚ましを変える。
窓を開けて、深呼吸する。
ストッキングや靴下を、いつもと違う足から履いてみる。
トーストを野菜スープに変えてみる。
いつもより15分早い電車に乗ってみる。
いつもの道の反対側を歩いてみる。

会社でなら……。
ひとりでランチに出かけてみる。
可愛いボールペンを使ってみる。
電話に出る声を明るくしてみる。
会社の人と話すときに、にっこりしてみる。
デスク周りを一気に片付けてみる。

帰り道なら……。
いつもと違う駅の出口から出てみる。
ひとつ手前の駅で降りてみる。
いつものスーパーマーケット以外の店で買い物をする。
いつもと違うブランドの牛乳を買ってみる。

いくらでも出てきそうですね。
考えているだけでも、楽しくなってきませんか?
でも欲張らず、まずは毎日10個ずつ。
できればその日に起こした小さな変化をノートに書き留めておきましょう。

あとで読み返せば、
「こんなことができた」
「こんなに自分を変えられた」
「新しい自分になってきた!」
そんな実感と自信が得られるはず。

こういう小さな変化が集まれば、必ず自分自身の意識が変わってきます。
「あーあ、今日も会社に行かなくちゃならないのか……」だったのが、
「さあ、今日は何が起こるかな」
「何を起こそうかな」と毎日を楽しめるようになってくるから不思議。
ものすごく元気が湧いてきます。
そしてやがては、「最近変わったね」と他人も認めてくれるようになります。

だから自分を変えたい、現状を変えたいと思うなら、
まずは小さな変化を毎日10個。
とても楽しくて、効果抜群ですよ?