自分の中の「いろんな自分」を見つめてみよう | 加納亜季の毎日を笑顔にするコーチング Smiling Face

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クリスマスも終わり、いよいよ今年も残りわずか。
仕事の区切りを付けたり、大掃除や年賀状の準備などで、
みなさん大忙しかもしれませんね。

それでも大晦日からお正月にかけては、
多少ゆっくりできるのではないでしょうか。
その時は、ぜひ「五感」で年末年始を楽しんでみてください。

「年越しそば」は、「視覚」「味覚」「嗅覚」「触覚」などが働きますね。
「除夜の鐘」はもちろん、「聴覚」を。
「初詣」に行けば、それこそ五感はフル活用できるでしょう。

比較的時間に余裕のある年末年始に、
自分の本来の感覚を取り戻してみませんか?

さて、今週の一言は、
「自分の中の『いろんな自分』を見つめてみよう」です。

「自分」の中には、いろいろな自分の部分があります。

しっかり者の自分。
無邪気な自分。
おおらかな自分。
泣き虫の自分。
怒りっぽい自分。
神経質な自分……。

「こんなにバラバラで、私って多重人格なんでしょうか」

と心配する人もいますが、それが当たり前。
誰だって、一見正反対のように見える性格を持ち合わせているものです。

私も「セミナー講師」や、「経営者対象のコーチ」のときはプロ意識を持っていますが、
友人と食事に行くときは無邪気な「小学生」みたいだといわれます。
主婦業をしていたときは、しっかりものの「お母さん」でしたし、
ひとりだけのときは「のんびり屋」になったりします。

たくさんの部分が人にはあるわけですが、
しばらくその中のある部分の自分が出てきていないと、
その部分が「反乱」を起こしてしまうことがあります。

たとえば誰の中にも「泣き虫さん」は潜んでいるはずなのですが、
歯を食いしばって頑張ってばかりいると、泣き虫さんは突然表にできてきます。

「どうしてだかわからないけれど涙が止まらない」というときは、
まさに泣き虫の部分が反乱を起こしているわけです。

ですから、自分の性格のいろいろな部分をみて、
あまり表に出てこない部分の声を聞いて、認めてあげる必要があります。

やり方は、椅子をいくつか置いて、それそれの席を
「怒りんぼの自分」「泣き虫の自分」「可愛い自分」「素直な自分」
「弱気な自分」「のんびり屋の自分」というように決めましょう。

そして順番に椅子に座って、その部分になりきって、
言いたいことをすっかり吐き出すようにします。

それぞれの言い分を認めて、それぞれを混ぜ合わせると
悩んでいた問題を解決する新しい道が、ポン!と開けてきますよ。
また自分の中では「ダメな部分」「短所」だと思っていた部分が、
実は「素晴らしい部分」「長所」であることに気づくこともあります。

ぜひ、試してみてくださいね?