第11話その ①「分身機で人間コピー!?」
コロ助のポンコツレベル ☆☆☆☆☆
1988年6月5日放送/脚本 山田隆司
※今回もまだコロ助はポンコツではなかった※
1つしかないケーキをどうしようか悩むコロ助。1人で食べちゃおうと思ったら、部屋にいるはずのキテレツが1階にもいて・・。
今回の発明品は ”分身機(ぶんしんき)” 。
「この分身機が発射するエネルギーで物体に揺さぶりをかけると原子が一つおきにはじき出される。こうして見たところそっくりなものが2つできる。目方は半分になっちゃうけどね」
なるほど。
©藤子プロ/ADK (dアニメストア視聴)
で、説明がてらケーキの分身をつくってコロ助に見せるんだけど、そのままキテレツとキテレツの分身が「スカスカだけど味はそのままだから美味しいね」って言いながら全部食べてしまう。
おい!
©藤子プロ/ADK (dアニメストア視聴)
コロ「はわわ、ワガハイのケーキは?」
かわいそうに。でも最初からキテレツと半分ずつ食べていればよかったんだよね。
みよちゃんちに遊びに行く約束をしているキテレツが家を出たところで、よくお小遣いをくれる酒癖の悪いおじさんが子連れで木手家へ遊びにくる。
おじ「やあえいちゃん、出掛けるのかい^^」
子供:しんちゃん「バイビー」
バイビーって・・。昭和丸出しのこの挨拶は貴重なので必要のないシーンだけど敢えて書きたいと思った次第です。
さて
お小遣いが欲しいけどみよちゃんちに行かねばならないキテレツ。分身をつくって ”1人はみよちゃんち” ”1人は家でおじさんに媚を売る” という作戦を実行することに。
けっこう酔っているからか?なかなかお小遣いをくれないおじさん。
諦めて自室に戻ると、しんちゃんが押入れから勝手に道具を出しているんだが、この子が喜べばおじさんからお小遣いを貰えるという下心から注意するでもなく、スケボーをやりたがるしんちゃんを外へ連れ出す。
©藤子プロ/ADK (dアニメストア視聴)
空き地へ着くも、そこにはもう1人のキテレツとみよちゃんがバドミントンをしているではないか。
存在がバレてはいけないので場所を移動するキテレツ。
え?全く別のところへ行くのかと思いきや、同じ敷地内の隅っこへ。
お、おう。それは・・安易だな。
©藤子プロ/ADK (dアニメストア視聴)
案の定、スケボーのスイッチを入れてグングン進んで勝手にどっかへ行ってしまうしんちゃんを追いかける最中、みよちゃんたちとニアミスしてしまう。
幸いみよこは気づいてないけど、分身に「一緒にいたらまずいから違う場所へ行ってくれ」とお願いし、ブーたれるみよこには悪いが家でオセロをやろうということになる。
ふう。みよこは回避できた。
が・・人んちの子供しんちゃんがいなくなってしまった。と同時に救急車のサイレンが聞こえゾッとするキテレツとコロ助。
コロ「ひぃやああああ」
©藤子プロ/ADK (dアニメストア視聴)
急いで探さないと!コロ助は家に戻ってるか見てくる係。キテレツは4人に分裂し手分けして町内を探しに。
©藤子プロ/ADK (dアニメストア視聴)
分裂したキテレツたちの記憶は共有されない仕組みなので、ブタゴリラとトンガリに出会い頭に全員がバラバラに「スケボーに乗った男の子を見なかった?」と同じことを聞くもんだから、おちょくられてると思ってブチギレたブタゴリラに追いかけ回されボッコボコにされるキテレツ。
ついでにトンガリにも殴られてた・・。
ひどいよトンガリ。なんの役にも立ってないのに!怒
©藤子プロ/ADK (dアニメストア視聴)
倒れているキテレツのところへコロ助が戻ってくるも、しんちゃんは家には帰ってないという。
どこへ・・?
分身を集めて本体に戻して2人で家に帰ると、ちょうどタクシーでおじさんたちが帰ったところだった。
ママ「2人によろしくって^^」
なんだ、しんちゃんは帰っていたのか。
お小遣いももらい損ねて、しんちゃんに振り回されただけで半日が終わってしまった。
コロ「結局分身機は何の役にも立たなかったナリ(真顔」
がっかりだよね。
で、おじさんたちが帰ったのに家の中が騒がしいと思ったら、パパの会社の酒癖の悪い同僚がゴルフ帰りに木手家に寄っているらしい。
どいつもこいつも木手家を何だと思っているのだろうか。
昼から飲んでるパパは酔い潰れて寝ちゃってるのに、それでも飲もうとする同僚たち。
まじでドン引き。
困っているママを見て
「そのお客さんを早く返したら、お小遣い、くれる?(ニヤリ」と、交渉をするキテレツとコロ助。
ママ「そりゃ助かるから考えてもいいけど・・?」
コロ「やったナリ!!!」
同僚1「キテさん、起きてじゃんじゃん飲みましょうよー」
パパ「・・グウスカ」
同僚2「おくさーん、お酒の追加お願いしますよ〜」
こいつら・・秘境に左遷でもされてしまえばいいのに。
そこへ、分裂しまくった大量のコロ助がお酒を持って現れる。
こっわ!ケラケラ笑うからくり人形たちが部屋いっぱいに。。
©藤子プロ/ADK (dアニメストア視聴)
大量のコロ助に怯えて逃げるように帰る同僚たち。
キテ「約束どおりお小遣いちょうだい」
ママ「ええ、でもどうやって追い返したの?」
コロ「秘密ナリww」
チュルルルルン!
みんな木手家をなんだと思ってるの?パパ、なめられてるの?
総括
何事も自分の利益だけを追求するとよくないってことだよね。
コロ助がケーキを食べられなかったのも、キテレツがお小遣いをおじさんから貰えなかったのも、酒癖の悪い同僚が撃退されたのも、みんな自分ことだけ考えてたもんね。
キテレツはおじさんとしんちゃんに対して下心以外の気持ちなんてまるでなかったしな〜。
そして思うに、パパとママには同僚撃退の理由くらい説明したほうがいい。迷惑行為をしたのは明らかに向こうなのだが、会社で変な噂を立てられるのはパパだから。「やばいよ、木手さんち、バケモンたくさん飼ってるんだけど」ってね。
しっかし、一緒にゴルフへ行ってもいない同僚の家に日曜に飲みに来る人たちってどんな心理なのだろうか。この時代では驚く出来事ではなかったのかな? 古き良き時代の悪習だね。
百歩譲ってママの手料理が最高に美味しくて手際がよく、飲み屋に行くより安定の居心地だったとしても・・たとえ「木手さんの奥さん最高ですね!」って褒められていたとしても…迷惑だよね。たぶん、この手の人達って手ぶらで来ては ”ただ酒ただ飯” で調子よくお礼だけ言って帰っちゃうんだろうし。
裏テーマは…居心地の悪さをさり気なく演出して、やばい奴らを家に寄りつけないのも主婦の力量というべきところである、みたいな教訓めいた話でもあったのだろうか。
笑顔で完璧にこなしてはいけない事だってあるのだ。
やれるからってやってはいけない時もあるのだ。心を鬼にしていい時と場合だってあるのだ。
んで…しんちゃんとやらだけど、勝手に帰るってなんだろうね。人んちの部屋の中も勝手に漁ってたしね。
オススメのスケボー「エスボード(光るタイヤ仕様)」
※アフィリエイトなどやっていません、SEO対策もしてないけど・・強いて言えば迷い込んでくる人を呼び込むためのテキストのエサ!m(__)m