第10話 「コロ助と赤ちゃん恐竜! 南の海の大冒険!!」
コロ助のポンコツレベル ☆☆☆☆☆
1988年5月29日放送/脚本 雪室俊一
※コロ助が冴えている回※
その日の給食の時間、高知県の湖で「恐竜発見!」というセンセーショナルな話題がテレビから飛び込んでくる。
恐竜探しをしたくてたまらないブタゴリラに対し、自分の発明した道具が恐竜と間違えられているのでは?と焦るキテレツ。
©藤子プロ/ADK (dアニメストア視聴)
帰宅後キテレツはコロ助に、前に自分たちが海に置いていった ”亀甲船(きっこうせん)” があったことを思い出させる。紐でくくっておいた亀甲船の紐がちぎれて、海から湖に移動してしまって例の恐竜に間違われたのでは?と推測したようだ。
その船の形が恐竜なのでね。
さて、話は進み・・
恐竜が絶滅した原因を野菜不足だったからだと本気で思っているブタゴリラが大量のレタスを持って恐竜を探しに高知へ行くという。
「絶滅したのは隕石が落ちたからだよ・・」と呆れながらも教えるキテレツだが、かぶせ気味に「オレの研究によると急に野菜がなくなったからだ!」とブタゴリラ理論を展開。
なるほど、もうそれでいいと思うよ。
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トン「恐竜が一番好きなのはレタスなんだってさ」ニコニコ。
おい、お前は突っ込み役じゃないのか?
自分たちも高知に行きたいとママにお願いするもバッサリNGをくらうキテレツとコロ助。
亀甲船が世間にバレると困るので、なんとしてでも高知に行かねばならないキテレツたちだが…グッドタイミングでパパが突然の出張で今夜高知へ飛び立つことが判明!
なんという幸運!と思ったのもつかの間、あっけなく同行を却下される。
遊びじゃないんだよ、と。
いっぽう、ブタゴリラは列車の中でレタスを磨きながら恐竜を発見した時の自分を想像してムフムフしている。
”ベジタブル熊田” という芸名まで考えており、色紙も大量に・・人気物になるつもりらしい。
人の原動力ってシンプルにこういうのだよね、自己顕示欲だ。
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ブタ「問題はキテレツだ・・また妙なものを作って先を越されるかもしれないからな・・」
なかなか冴えているじゃないか。
だがもっと冴えているのはコロ助。。
打つ手なしの状況に焦るキテレツをよそに余裕かまして絵本を読んでいると思ったら、なんとパパの大事な書類をオモチャ箱に隠しているではないか。
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そして予想通り書類を朝一でパパへ届けることになり高知へと向かう2人。
しかも列車ではなく飛行機だ!ワーイワーイ。
その後、パパの用事を済ませ湖に向かうバスでブタゴリラたちと合流するキテレツ。
亀甲船をこっそり探しに来たキテレツとコロ助は、湖へ到着早々に2人とは別行動を開始。水着に着替えて謎の液体を取り出し体に塗りたくるキテレツくん。
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”水中呼吸孔(すいちゅうこきゅうこう)”
「水を分解して酸素を取り出すクスリなんだ。これで水中の酸素で呼吸ができるから潜っても大丈夫なんだ」
なるほど。
んで、ブタゴリラはマヨネーズを塗った丸ごとレタスを釣り竿にくくりつけて恐竜をおびき寄せる作戦を開始。
トンガリの10万円のカメラで決定的瞬間を撮るらしい。
海底を歩くキテレツたちは亀甲船を発見・・!なんと!亀甲船の上に恐竜の赤ちゃんが・・!しかも泣いている。。
「ピーピーィ」
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お腹をすかせてピーピー泣く恐竜、エサを探しに行くコロ助、ブタゴリラのレタスをゲットするコロ助、レタスを喜んで貪る恐竜。
本当にレタスが好きだったんだね。
そんなこんなしていると、キテレツの脱いだ服と荷物だけが発見され…ブタゴリラの報道陣への紛らわしい発言により小学生が自殺したと思われプチ騒動。海上保安庁みたいな人たちまでわらわら現る・・。
もともと恐竜探しのためにわんさか来ていたテレビ局も新たなる報道を開始。
記者「キテエイイチくんが湖で行方不明・・云々」
記者「原因は何なんだと思いますか?」
ブタ「にんじん。アイツがそんなに悩んでいるとはオレも気づかないでよお…あの時(給食の時間)にんじんをむりやり食べさせなければ・・許してくれーーーー!!号泣」
んなことあるかい、テレビ局もそんな映像流すな・・。
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お茶の間でお茶を吹き、不安におののくキテレツママとみよこ。
そんなこんなで、キテレツたちは外が大騒ぎになっているから浮上することもできず、恐竜が泣き始めたのでお母さんを探しにいざ海へ出発!
だが海につながる水門が閉まっており、向こうからはお母さん恐竜の鳴き声が・・・ギョーギョードスドス言っててこわい。
どうにもならないので、自ら水門を開けに堤防を登っていくキテレツ。水門の係員が目を離したすきにスイッチ・オン!開けちゃう。
恐竜の親子が無事にご対面。とても喜ぶ親子。
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だが、亀甲船が海側に行く前に係員のおじさんにバレて水門が閉じられてしまい、亀甲船が門に挟まる。
これでは破壊されてしまう・・万事休す!
何をしているんだ!と小学生のキテレツをふっ飛ばしたくせに「僕の友達が潰されちゃう」という嘘か本当かも分からない子供の懇願には速攻で反応し、水門を開けてくれる謎な係員のおじさんのおかげで助かる亀甲船。
よく分からんけど、仕事に真摯に取り組む姿勢はえらいと思う。
何かを守っている感じはすごいした。
なんやかんやしているうちに騒がしいからなのか、海上保安庁が水門にも来てしまい、あわや亀甲船も恐竜も見つかってしまうと焦って水路に飛び込んだキテレツだが、ダイバーがうようよしているだけで恐竜と亀甲船がない。
どうやらギリギリのところでコロ助がうまく逃げてくれたらしい。
コロちゃんて切羽詰まると能力高まるよね。
一段落して、海の岩場にブタゴリラたちを案内するキテレツ。
キテ「誰にも言わないって約束できる?」
ブタ「オレはね、約束とパンツは破ったことがないの!」
みんなスルー。
いよいよ2人に亀甲船を披露し、みんなで乗り込み恐竜親子にブタゴリラのレタスをあげる。
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亀甲船からレタスを海底に落とすと・・・恐竜の親子が現れバグバクとレタスをほおばる!
喜ぶブタゴリラは「待ってろよ」とマヨネーズを付けてあげるのだが、お母さんはベリベリとマヨネーズがついた部分を剥がして子供にあげる。
だよね、トランス脂肪酸とか気になるしね。
恐竜たちとお別れをして、さて現実へ。
キテレツが湖に落ちたと思って急いで駆けつけたママ、パパ、みよちゃん。そしてわんさかいる報道陣と野次馬。
え?まだぜんぜん一段落してなかったんじゃん。恐竜と戯れる前にお茶の間のみなさんと海上保安庁、そして産み育ててくれた親を安心させてあげてください!!
そこへ、ブクブクと浮上する亀甲船。
「パパ、ママ!」と亀甲船から手をふるキテレツ登場!
記者「なんだ、恐竜のかたちをした船じゃないか〜」「とんだ恐竜騒動だ・・」
キテ「亀甲船が恐竜の正体とわかればもう恐竜を探さないよね」ということで敢えて亀甲船を披露したらしい。
チュルルルルン!
海上保安庁とか安易に出動させないでくれるかな!?
総括
わりと誰もポンコツでもない回だったんだけど、、けっこう大掛かりに海上保安庁を出動させておいて、恐竜と戯れる時間を優先して身の安全を皆さまに報告しないところは褒められない行動だったな。
昨日テレビで見たけど海上保安庁の保有する船籍は多くないみたいなんだよね。3隻も出動させるってことは日本の資源を贅沢に使うってことで、けっこう重大なことなんだよ。北朝鮮、韓国、中国からくる密漁船の対処で毎日大変なんだからね!!
”小学生のにんじん嫌いの自殺?” という曖昧な情報で混乱させないでほしいものです。
それと、最後に亀甲船を見たときの記者たちの反応が「がっかり」「なんだよ恐竜じゃないじゃん」的なのは意外だった。
むしろ木で作った船が沈んで浮いて・・「!え??すごくない?しかも子供が操縦している!やばい!なにこれ!」ってならないの??
逆にテレビ的には面白いネタなのでは?ていうかもう国を挙げての天才くん祭りがスタートするのでは?
向こう1年はキテレツ天才少年で各局の番組が盛り上がりーの、研究機関が発達しーの、2020年からスタートするプログラミング教育の基礎を考えるいい機会になりーの、、すったもんだで日本の教育全体の底上げにつながる功績を残せそうなものなのに。
いやほんとシンギュラリティーはすぐそこ案件だよね。
ま、これは完全にフィクションのアニメなんだけどさ。
恐竜はね、かわいかった。
コロ助も楽しそうだったし、恐竜が生きているかも説はやっぱりロマンがあるね。恐竜のお父さんはいないのかな?母子家庭なのかな。宇宙人も登場しないかな〜。
ちなみにーーーーーー
海上保安庁は118番。
山での遭難は警察、消防、民間の警備隊などパターンがあるらしいので迷ったときは110番するといいらしい。
遭難しないことが一番ですが念のため m(__)m
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※アフィリエイトなどやっていません、SEO対策もしてないけど・・強いて言えば迷い込んでくる人を呼び込むためのテキストのエサ!m(__)m