ファイナル・デッド・サーキット | サダム・アンドラーのマッタリブログ

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あらかじめ言っておきますが、当方はネタバレせずにレビューを書くなどと言う高度な文章能力は持ち合わせておりませんので、悪しからずドクロ


〈あらずし〉
大学生のニックが友人たちとともにサーキット場を訪れたところ、突如大事故の予知夢を見る。そのおかげでどうにかその場の危機を回避できたのだが、死の運命はまだ彼らを狙い続けていた。(以上、Wikipediaより)

多分、色々な方がレビューで書かれているとは思うのですが、毎回、趣向を凝らした仕掛け
(ピタゴラスイッチ的な)
で登場人物達の死に様を描き、見る者に「次は一体どんな仕掛けで死ぬんだろう⁈」と、ダークな期待を持たすことで
人気を博して来たシリーズの最新作。


本来の作品のボーンであった“「死の運命」から逃れる術はあるのか”ということは、回を増す毎におざなりになりつつありますが…汗

で、今作。
二作目のデッドコースターからデヴィッド・R・エリスが監督再登板となりました。
冒頭のサーキットシーンからエリス節が炸裂かっ⁈
…と思いきや、以外とアッサリとピタゴラスイッチは作動し、映画にお決まりの出だしインパクト&タイトルロールカットイン………
なんだか、やっちまった予感を感じつつ、承・転・結へ

………やっぱり、やっちまったね~ガーン
こちらの期待が大き過ぎたのか、それともデッドコースターの冒頭でのクラッシュシーンの出来が良すぎたのか、どうしたエリス⁇

自身がスタントマン出だからこそ、生身とCGが生み出す絶妙なバランスを時に監督目線で、時にスタントマン目線で描いてきたはずなのに、肝心のその持ち味が生かされていない。

冒頭の(エリスの大好きな)サーキットシーンとショッピングモールのシーンに予算を使い過ぎたのか、その他のシーケンスも低予算B級映画並のチープさ。
ホントにシリーズ中最高額の予算つぎ込んだの⁈と疑いたくなる程。

あ、そう言えば、この映画3Dだったっけかダウン
こちらは都市部でないので、そんなハイカラな劇場ないんだわさ。やってもア◯ターとか、万人受けするもんじゃないと飛び出さないのよね。
ましてやDVDでの鑑賞ですし。

画面に迫力を期待出来ないのならばせめてストーリーぐらいは、と気を取り直すも、
ゴメンなさい。ダメでした。
肝心の主要人物達にたいした魅力を感じない上に、一夜漬けの試験勉強のような印象を受ける編集。
シーン毎に主人公達の感情の動きもバラバラで、結果、アッチでポチッと、コッチでポチッとなって次々と死んで行きます。一応の悪あがきもしますが、あくまで表面的のみ。

主人公の見るお約束の予知夢や白昼夢のような予兆も、何だか超能力っぽく描かれてますし。もちろん、その辺に関しては一切掘り下げられてませんねー。
ある日突然、サーキット場で開花し、周りもなんとなーくそれを受け入れてる

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「オラには見えるだぁ」
「ほんと!じゃ次はどうしたらいいの⁈」
てなカンジで。


唯一、主人公の一人、ハントの死に様には面白味を感じたかな。ああいうシチュエーションなら、こうなったら面白いなあ~って、中二男子くらいの想像力があれば誰しも考えそうな死に方を、見事映像化してくれました。
排水溝→ケツハマる→直腸逆噴射だぁDASH!


これを見た後は前シリーズ、とりわけデッドコースターを見たくなる。
そう言う意味ではエリス監督の目論見は成功なんじゃないでしょうか⁇