栃木県宇都宮市の自分発見サロン Lumiêre(ルミエール)、Nagiです。
こちらの記事の最後の方で書きました、『我慢しなくてもいい理由』についてお話ししたいと思います。
家族のために、子供のために、地域のために、職場の仲間のために…
色々な制限をかけて、心地いい生き方を曲げて押し込めて我慢してきたことに気づき、
『自分のために生きていいんだよ!!』と許してあげる
そして大切なこと。
我慢するクセ、我慢しなきゃいけないという思い込みから解放され、迷ったら心地いいことを選ぶ習慣づけをする!!
実は、私自身が我慢しまくりの人間でした。
自分が好きなことをする、心地いい生き方を選ぶことは、誰かに負担を強いてしまう。
だからその可能性をよく吟味してからでないと、心地いいことを選ぶことは許されない。
我慢をするのが当然。
そんな私の頭の中にあったのは、たとえば次のような思考でした。
①自分のために時間を使うことで、家族の家事の負担が増える。
②自分のためにお金を使うことで、家族に我慢をさせるかもしれない。
③自分のために時間を使うことで、子供と過ごす時間が減る。
④地域の役員や行事を優先しないで自分の心地いい時間の過ごし方をしてはいけない。
(ご近所づきあいがうまくいかなくなる)
⑤どんなに自分が苦しい状況でも、職場の人たちに迷惑をかけるようなことがあってはいけない。
(自分の職務は必ず自分が全うしなければいけない)
本当にそうなのでしょうか?
実際には、そんな事態になるほど、人間自分勝手にできていないものなのです。
自分の心地いい生き方を優先することで、誰かに負担がかかったとします。
その時は、罪悪感を感じるのではなく感謝の気持ちを持てばいいのです。
そうするとどうなるか。
心地いい生き方を選択したことにより、自分の中に生まれたゆとりや喜び、笑顔、そういったプラスのエネルギーを、自分の周囲の人々にも向けることができる。
すると、結果的に『自分の心地いい生き方』として、自然に周囲の人々に気遣いをし、みんながゆとりをもち、笑顔で過ごせることを選ぶようになっていくのです。
そして、笑顔は伝染する、と言ったら信じますか?
実はこれは科学的に説明されています。
私たちの脳内に存在する、ミラーニューロンという神経細胞の働きです。
ミラーニューロンは『ものまね細胞』などとも呼ばれ、自分が実際に体験していないことを映画などで目にした時に、同じ感情をもったり、手に汗を握って興奮したり、まるで『体験したかのように』体感させます。
笑顔の人を見ると、思わず笑顔になるのもミラーニューロンの働きなのです。
また、笑顔には幸せホルモンであるセロトニンや、楽しさや心地よさに関係するドーパミンを活性化させる作用があると言われています。
心から出た笑顔でなくても、作り笑顔やだれかからうつった笑顔であっても、笑顔になるだけでセロトニンやドーパミンは活性化されるのだそうです。
つまり、
心地いい生き方を選んだ笑顔の私
↓
周囲の人に笑顔がうつる(ミラーニューロンの働き)
↓
笑顔になった人たちの脳内でセロトニンやドーパミンなどの幸福ホルモンが活性化される
↓
笑顔になった人たちが幸福感を感じる
という図式が成り立つことになります。
お母さんが明るく笑顔を絶やさない家庭は円満で幸福感にあふれていると言われるのは、家族のどのメンバーとも万遍なく接する存在であるお母さん、そしてその周囲にいる家族との間に上の図式が成り立っているからなのかもしれません。
心地いいことを選ぶ。
自分のために生きる。
そして笑顔で過ごす。
我慢しなくていいのです。
むしろ、一人一人の幸せが、笑顔が、周囲にひろがっていくのです。