空気の力を借りて、
振動しながら。
最近、【循環】というキーワードが頭から離れません。
練習していても、音が廻る感覚ばかり。
この音達は何処へ行くのかな?
私から放たれた一つ一つの音達。
以前、日本でも有数の香道の先生に
「あなたが奏でた音は今ここで宇宙の虚空に同時に響いているのよ」
と言われたことがある。
以来、今迄も感じていたこの感覚が、何か大きなうねりを伴いながら循環するようにもなっています。
昨日はデニス・バンクスさんのお話を聞いて、また【循環】という、その普遍の摂理に思いを馳せていました。
音に限らず、全てのものは循環し、
姿形を変えていく。
肉体は朽ち果て、土となり大地に帰る。
大地は様々な命を生み出し、やがてまた新たな命が廻る。
この地球の全てが命の現れで、源は一つ。
本来分け隔てるものは何もない。
このことをいつも忘れずに、伝えていきたいと思う。