息子の今後の進路のための説明会へ。
その後、息子と夫と卒業後のことを話した。
息子にはやりたいことがたくさんある
でもいろいろと難しいことがあるのは確か。
夫はもともとリスクヘッジが高い人。
だからありとあらゆるリスクを考える。
それはすごく大事。
いろいろな面からのリスクを考え、それが
起きたときの対処法を考えていれば、実際に
起きたときの対応が早くなる。
それは、障がいがある息子を守りたいと
いう思いと、息子の障がいが原因で被害
を被る人を出したくないという思いがあって、
それは息子への愛なのだろうけど、
正直、私は聞きたくないんだな。
息子は、難しい話になると自動ドアが
ジーーっと閉まっていく（笑）
夫の話をシャットダウンして、意識が違う
所に行ってしまっている様子（笑）
最後には、夫が息子に
「ねぇ 聞いてる？」
だって（笑）
息子の人生は彼だけのものだけど、
だからといってすっかり手放すこともできない。
こんなことを考えたとき、
これが私の人生の課題であって、
息子に関わっていく人生は、多くの学びが
あり、対息子 という関係だけでなく、
対 夫
対 社会
そして、
対 私
対 私 が一番大きな課題なんだろうと思う。
突然訪れた絶望の底から
障がい者育児に迷い、翻弄され
ながらも今を生きようとして
下を向きながらも一歩一歩歩いてきて
今に至ります。
今同じような境遇の人たちに
何か伝わればいいなと思って
ブログで日々を綴っています。
アドラー心理学カウンセラー
心理カウンセラー
ゲートキーパー
もとはしえつこです。
息子のリハビリの様子と回復の過程を綴ったブログをご覧になりたい方はまずは、こちらからお読みください。
①～⑳まで続きます。
４年前の記事をリブログします。
こちらのシンポジウムに参加した時のこと。以下、リブログ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
今回のパネラーの木村元校長先生は9年間
勤めた公立の大空小学校で特別支援学級を
持たず、みんな同じ教室で学ぶ環境を作り
上げた校長先生です。
その大空小学校のドキュメンタリー映画
『みんなの学校』をご覧になったことあり
ますか？
私は三回ほど観ましたが、観るたびに感動
してしまいました。
劇場での放映はされないので、もしご覧にな
認していただくと、もしかしたらお近くの文
化会館とか公民館とか学校とかでご覧になれ
るかと思います。
今回のシンポジウムには、
大空小学校の元校長先生の木村先生
文科省から特別支援教育調査官の田中さん
と初等中等教育局長の永山さん
あとは、東京大学から小国さんと小玉さん
そして、大空小学校の卒業生が２名いらして
くださり、あっという間の四時間でした〰️
内容が濃く、盛りだくさんなので何から
書いていいか…💧
文科省では、インクルーシブ教育を元本から
リニューアルする必要があって、これから
特別支援学校、特別支援学級、通級をなくし
て、すべての子どもたちが同じ教室で学ぶ
ことができるようにしていく方針のようです。
なぜ、それらを無くしていく方向でいくのか
というと、子ども時代に特別なニーズが必要
な子ども達を違う場所で勉強させたりするこ
とで、子ども達は無意識に自分達と違う人は
区別されるのが当たり前、自分達と同じ空間
にいないのが当たり前という感覚が身に付い
て、大人になってもそうであることが当たり
前になるので、いつまでたっても互いの個性
を尊重せず、差別や区別や排除がなくならな
いからと考えているようです。
しかし、現在の日本は少子化で子ども数は
減っているが、支援学級の児童、生徒は増え
ているのが現状。
なぜ支援学級の児童、生徒が増えているのか…
原因のひとつに、通常級(普通級)が、子ども
たちが安心していられる場所ではなくなった
のではないか…と木村先生がおっしゃってました。
『みんなの学校』によく出ているセイちゃん
が来てくださって、映画の中では小学校四年
生だったのですが、四月から高校二年生にな
るそうです。
セイちゃんは小学校三年生まで違う小学校の
特別支援学級級に在籍してましたが、ほとん
ど学校に行かず、当時の学校は
「独房」
「不穏に孤立した部屋」
だったと言っていました。
でも、大空小学校に転校して毎日学校に通え
るようになったのは、クラスメイトが自分を
迎えてくれたから安心していられる場所
だったと言っていました。
それを聞いていた木村先生は、セイちゃんが
『主体的に学校を見つめ直したから
学校にこられるようになった』
と分析していました。
今、お子さんが学校で
じっとしていられない
授業に集中できない
奇声を発する
あばれる
暴言をはく
暴力を振るう
このような状況で悩んでいる親御さんは
一度お子さんの声に、お子さんの心に
聞いてみてください。
問題行動を起こすのはお子さん自身が
原因ではありません❗
そうさせる大人がそこにいるからです❗
無理やり規則やルールにはめようとする
それが正しいことだと教える
そうすればあなたは正しく生きられる
そうすればあなたは幸せになれる
なんてうそ❗
ですから。
どうしたいか
どうすれば幸せだと感じられるのか
なんてその子にしかわからないんですよ。
今、必要なのはどんな子どもたちも学校が
安心していられる場所
であることなのだと思います。
そういう場所を学校の先生が
親が
地域の人たちが
みんなで作っていかないと…
そうすると…
そこにいる子どもたちが、子ども達同士で
支えあうことができるようになって、
障害児や障害者への偏見や差別や区別が
なくなっていくと思っています。
だから、子ども達を指導やしつけをする前に
私たち大人が変わらないといけないと思いま
す。
もし、自分の子どもが誰かに向かって
『死ね』
と言ったら、
『なんてこと言うの
』
と叱るよりも、こういう言葉を発する子ども
にどんな関わりをすればいいのかということ
を考える。
表面的ないい行い、良しと思われるしつけを
することよりもその子の心に寄り添うことが
大事。
そもそも学校は何をするところなのか？
という質問で、文科省の田中さんは
『学力をつけるのが第一の意義ではなく、
民主主義社会の原体験をする場所』
と答えていました。
だからこそ、障害のある子どももない子ども
も同じ空間で学ぶことが大事ということのよ
うです。
すべては個々の違いであって
人として平等である
と思います。
まず、大人が自分事としてとらえて
考える力、想像する力を養い
それを自分が関わる子ども達に伝えて
いくことで、この社会の区別や差別や
排除がなくなって、真の意味での
インクルーシブ教育ができるのではないかと
思っています。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊（リブログ終わり）
そして、こんな記事を見つけました。
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