どれだけの手が
私のいのちを
生かそうとしてきたのだろう
どれけの優しさに
救われてきたのだろう
その背中に恥じて
うまくいかない道のりを嘆いた
大事なことを
すべて
忘れてしまおうとする
瞬間がある
苦しさにまぜこんで
忘れてしまおうとする
都合がある
本人を目の前にしては言わない
おもいやりもあって自分には
みえていない思いの方が多い
言葉にならない
動きだせずカタチにはならない
優しさもある
どれだけの手が
私の いのちを
生かそうとしてきたのだろう
どれけの優しさに
救われてきたのだろう
悲しい時期だからこそ
苦しいときだからこそ
あたたかい記憶を蘇らせて
優しい記憶をなぜて
いまこそ
生きる地の栄養をみつめるとき