時は大航海時代、航海士の間で死の病として恐れられたのが壊血病。
その予防研究の過程で発見されたのがビタミンCです。
ONE PIECEでもヨサクとジョニーが壊血病の症状を起こしてナミに助けられてましたね。
ライム汁をかけてもらってましたね。
柑橘類などビタミンCの多い食料は日持ちしないために航海の後半にはなくなっていたり、腐ってしまったりしているのが常でした。
そのためにビタミンの補給ができなくなってしまい壊血病が円満しました。
残念ながらビタミンCは体内で合成ができません。
食事で摂るしかないのです。
B群と同じく水溶性のため、体内に蓄積させることもできません。
実は哺乳類でビタミンCを自給できないほうが少ないらしいです。
人類は進化の過程でビタミンCの自給能力を捨ててきてしまったのです。
ビタミンCは熱や光に弱く、酸化しやすいので損失しやすい成分のひとつでもあります。
酸化しやすいということはどういうことかというと、
真っ先に自分が酸化して周りが酸化するのを防いでくれるということです。
これは抗酸化力と言われています。
ビタミンCはこの抗酸化力が高いことで有名です。
ほかにもビタミンAとEが高いです。
ビタミンCは非常に消費されやすい成分としても有名です。
喫煙、アルコール、ストレスなどで簡単に消費してしまいます。
逆にビタミンCを過剰摂取すると吸収、利用率が落ちてしまうと言われています。
適正量摂らないといけないってことですね。
多くの加工食品にビタミンCが添加されています。
あれは酸化防止剤として添加されています。
なのでビタミンCとして摂取することはほとんどでないと言われています。
栄養強化食品としてビタミンCが添加されている場合は別なんですけどね。
では、何にたくさん含まれているのかということはまた次回。
ビタミンB群とまとめてみていきます。