ゴッドと日本の神様 | はっぴぃファミリー子育て相談室 はっぴ〜のブログ

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子育てもひと段落。
保育士をしていましたが、小脳梗塞になりリタイアしました。
日本の神様と神社が大好きです。
まだまだ人様のお役に立ちたい!
子育て・保育士の経験からは、悩めるママ達の応援団でありたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。

明治維新以前のキリシタンの時代には、キリスト教の神さまを表わす言葉はデウスさま(ラテン語)又は天主さま(中国語)でした。
それが明治維新以降、日本の神様も含めてひとまとめに「神」と訳すようになったことで、「神」概念に混乱をおこすことになります。

そもそもキリスト教の神は唯一絶対神です。
全てを生み出された全知全能の神でいらっしゃいます。
洗礼を受けることは個々の問題であり、家族との繋がりを説いたり、先祖崇拝の概念は持っていません。

日本の神様は多神教です。
先にあったのは天地(あめつち)で、そこに神々が登場されるんです。
神々は様々な体験でご成長され、神徳を身につけられます。神々は私達のご先祖様でもありますから、日本の神道において先祖崇拝はとても重要なことでした。

今日本では、先祖供養は仏教の受け持ちになっていますが、仏教には当初先祖供養の概念はありませんでした。
それが中国を経て日本に伝来していく中で、その時代のニーズに合わせて変化していき、先祖供養の概念を持つようになったのが今の日本仏教です。

神道でも仏教であっても、日本人がご先祖様をとても大切にしてきた民族であることはおわかりいただけたと思います。

日本の神様は「ゴッド」とは全然違います。
崇め奉るというよりは、いつも私達の身近にいらっしゃり、見守って下さる存在なんです。

天皇陛下は常に国民と共にあり、日ごと国民の幸せを祈って下さっている…神様と同じお気持ちなので尊いご存在なのです。

神々のいらっしゃる国日本に生を受けたことを心から誇りに思い、今を大切に生きたいと思います。