特に専門職に付いていると、素人には意味不明な言葉を
当たり前のように話してくる人がいます。
知っているのが当然！なんでこんなことも知らないの？みたいな。
でも、知らない人がいることをわからなくなってしまったことの方が
危険な気がします。
知らない人にわかるように説明できないから「なんで？」で終わらせようとする。
その言葉を本当にちゃんと理解していれば、子供にだってわかるように説明できるはず。
というか、しなくてはいけないと思います。
例えば私が扱っているものは占いとオーラソーマですが、
グランディング という言葉を使うと、５０％くらいの確立でこの言葉が返ってきます。
「グランディングって何ですか？」
私の中でこの言葉は当然のものになっているということですよね。
でも、考えてみたら、私自身オーラソーマを学び始めて
初めて「グランディング」って言葉を耳にした時、「それ何？」って思って
結局その場では理解ができなくて、おうちに帰って改めて調べたのです。
※グランディングとは、「地に足を付ける」ということです。
しかしまた、この↑「地に足を付ける」というグランディングの解釈に対しても
「どういう意味ですか？」と言われるときがあるのです。
「地に足を付ける」とは、「現実的になる」という意味で私は解釈していますが・・・
昔よく、仕事もせずにふらふらしている人に対して
「ちゃんと地に足を付けた生活をしなさい！」みたいなセリフを耳にしましたよね＾＾；
こんな風に、専門的な言葉の多い職業に就いていると、
その世界が普通になってきてしまうのです。
以前、ある政治家を非難した掲示板（？）を見たことがあって、
そこには別の、テレビでも難しい言葉をよく並べている政治家に対する賞賛と
非難している政治家の比較が書かれていました。
しかし、その難しい言葉を並べている政治家は、私もよくテレビで見るのですが
人を見下したように話す人だなぁといつも思っているのです。
難しい言葉を並べ、
「じゃあ、あなたはこの言葉知ってますか？」
って言っているようにしか思えない。
視聴者に対して、そこで話している“内容”を理解してもらおうという気持ちは
無いんだろうな・・・話している“自分をスゴイ”と思わせたいんだろうな
と思いながら見ています＾＾；
コミュニケーションに自分以外の相手がいる場合、
その相手に自分の伝えた「言葉」ひとつひとつを
ちゃんと理解してもらえているかどうか、
相手の立場に立って言葉を使うということはとても大切で
どんな人であろうと、その相手が理解できるように話すことができる
そこにこそ本当の頭の善し悪しが表れるのだと思います。