ここ数日、面白さを利用しないで笑う方法を取り上げてきました。

 

伝染作用や呼吸を利用する方法、

表情筋や横隔膜などの身体を利用する方法、

ネガティブなことをポジティブに変換させることによって笑う方法、

子ども心や遊び心を取り戻して笑う方法

をご紹介しました。

 

どれも素晴らしい方法ですが、中でも最もラフターヨガの特長を表しているのが

″子ども心と遊び心″です。

 

最後にまとめとして、もう一度、笑う量を増やす方法について振り返ってみます。

 

 

成長するにしたがって、一日20回ほどに減ってしまった笑いを、子どもの頃のように300回くらいに増やしたい場合、どうしたらよかったでしょうか?

 

 

豊かな身体表現(ジェスチャーや表情)を使って人とコミュニケーションを取ることが1つ。

間違っても、口先だけでボソボソと不愛想に話すのは控えましょう。

 

3大伝染しやすいものは

″笑い、あくび、不愛想″

だそうですが、笑い以外は遠慮したいです。

 

 

2つ目は、社会性を身に着けたことにより天高く築き上げてしまった壁を低くすること。

そして身動きできないほど重い鎧や兜、盾を手放して身軽になることです。

 

身を守るために必要なモノですが、高過ぎや重過ぎは苦しくなってしまいます。

ほどほどのちょうどいい加減に調整していきましょう。

 

制約から少し解放されると、そこにできた隙間から笑いが滲み出してくるのを実感できるかもしれません。

 

 

3つ目は、″ワクワク″や″ウキウキ″を増やすこと。

かと言って、新しい体験や刺激ばかり求めても限界があります。

 

日常の小さなことに感動できる心を呼び覚ますのが一番です。

 

この世に当たり前なことなど何ひとつなく、すべて感謝と歓びなのですから。

 

 

″お笑いとラフターヨガの違いには、大きく分けて二つある″

と以前に書きました。

 

一つ目は面白さで笑うか面白さを利用しないで笑うかの違いでした。

そしてもう一つは、エンターテイメントか人生哲学かの違いだと。

 

もうここまでこれば、私がそのように述べた理由がお分かりいただけたと思います。