お笑いとの違い
ラフターヨガは「お笑い」と誤解されることがあって、イベントに呼ばれた時、お笑い芸人のような待遇を受けたことがありました。
芸人はお客さんを笑わせるのが役目ですから、
笑えなかったら「つまらない」と文句を言われます。
しかし、私たちは芸人ではありません。
ラフターヨガは人を笑わせるための芸ではありません。
お笑いとラフターヨガの違いには、大きく分けて二つあると私は考えています。
一つは面白さで笑うか面白さを利用しないで笑うかの違いです。
そしてもう一つは、エンターテイメントか人生哲学かの違いです。
まず一つ目についてですが、
面白くないのにどうやって笑うのか?
「はい、それは体操として笑います。」
と答えるわけですが、
「体操として」という言葉の具体的なイメージが、ほとんどの人は湧いてこないのではないでしょうか?
そこで、面白さを利用しない代わりに、
何を利用してどうやって笑うのかをお伝えしていきます。
ラフターヨガを生み出したマダン・カタリアは、人々が笑いやすくなるための方法を色々と考案してくれました。
面白さ以外で笑いを引き出す方法として、
私の講座でお話ししているのは、
次の5つを利用して笑うというものです。
(注)私の講座とあえて前置きしたのは、マダン・カタリアから直接指導を受けたティーチャーであっても受け止め方がそれぞれ異なるため
①伝染作用
②呼吸
③価値観の変化
④子ども心・遊び心
⑤身体(表情筋や横隔膜を含む)
⑤身体を利用した笑いについては、テーマ【講座への思い】の中の″身体を利用して笑う″気分に左右されずにできるエクササイズ5選″に書きましたので、そちらをチェックしてみて下さい。
次回から①~④を解説していきます。