せっかくきれいに焼きあがったのに、型から外れないよ・・・
フランスの女の子が、初めて作るお菓子は、マドレーヌなんだそうです。
おなじみの、かわいいシェル型のバター風味豊かなお菓子。
シェル型で焼きます。ホタテの貝殻の様な柄がつく、あの金属型。
レシピ本やレシピサイトには、「マドレーヌ型にバター(分量外)を薄く塗り、粉を振って冷蔵庫で休ませておく」
みたいな説明になっています。
『薄くバターを塗り‥』この言葉。騙されてはいけません。
バターを薄く塗って大丈夫なのは、型離れの良いシリコン型とか、パティスリーで毎日使って金属型に油が浸み込んで年季の入った型だけです。
ときどき引っぱり出して使うような金属型は、テフロン加工されていても、くっつくんです。
なので、バターはハケを使ってしっかり塗ります。
ハケは、シリコンより毛のものの方が塗りやすいですよ
下段左の塗り方では薄いくらいです
この時使うバターは柔らかくなっている程度(マヨネーズの柔らかさくらいまで)です。
それから、小麦粉も振っておきます。
余分な小麦粉は、落としておく必要があるので、
新聞紙など敷いた作業台に
型の表(粉を振った面)を下にして低い位置から落とし、粉を払います。
この作業がちゃんと出来ていると
こんないいことがありますよ。
・焼き上がってから、型を逆さまにするだけでポロポロ〜っと落ちるように型から離れてくれる。
(くっついていても、型のお尻をポンポン叩くだけで落ちてきます)
・シェルの形がはっきり出てくれる
・型離れがいいので、型を洗うのが楽
マドレーヌの型離れでお悩みの方、
ぜひ試してくださいねー
次回はマドレーヌを同じ大きさに焼く方法について
書いてみます