※あくまでも個人の感想です。


そろそろ中学入試の志望校の過去問を揃え始める時期かと思います。赤本(英俊社)と白本(教英出版)の2種類ありますが、うちは、基本両方買う、どちらかだけなら赤本を買う、にしていました。それぞれの特徴として、




赤本

・掲載年数が多い

・レイアウトが詰まってる

・問題、解答用紙、解答が一体化しているので、コピーする必要がある


白本

・問題文のレイアウトが本番に近い

・1年ごとに問題、解答用紙、解答がバラせるのでそのまま使える

・国語の問題文が一部欠落している場合がある




白本の致命傷ともいえるのが、著作権の関係(?)で、国語の問題文の一部が掲載されていない場合があることです。なので、白本単体だと国語の過去問演習ができない場合があります。

しかし、それさえ赤本その他で補完できれば、問題文・解答用紙をコピーする必要もなく、そのまま演習に使えて大変便利です。

また、赤本と白本で解答が異なっている場合もあります。解答に疑念がある場合は、赤本と白本の両方あると、それぞれを対照することもできます。


そんなわけで、赤本と白本の両方がある場合は、両方買うと便利です。





追記
過去問の繰り返しはいらないのでは?


志望校の過去問(同じ問題)を複数回やる、という勉強法がありますが、自分はそのやり方に同意できないので、上記文章は白本の問題用紙と解答用紙を使い捨てにする前提で書いています。過去問を複数回なさりたい場合は、白本の解答用紙をコピーされると良いと思います。


過去問演習の一般的なやり方は、


1️⃣本番と同じ時間で問題を解く

2️⃣解答を見ながら採点する

3️⃣解答・解説を見て、自分の思考プロセスが正しかったか検証する。問題・解答に出てきた知らない解法・知識は理解する・覚える


だと思います。ちゃんとステップ3️⃣をやれば、同じ問題の2回目は、満点とは言わないまでもかなりの高得点が取れる(過去問の難易度と学力の乖離が激しい場合は、その限りではないですが…)と思うのですが、「複数回やるのが当たり前」みたいな説が流布されています。普段の勉強から、雑な周回勉強法が流行ってるせいかもしれませんが、過去問演習くらい、


聖闘士に同じ技は二度も通じぬ

今やこれは常識!!

(フェニックス一輝)


くらいの気概で、丁寧にステップ3️⃣をやったらいいのでは?と思います。同じ問題を2回やるの、面倒じゃないですか?