そのご | ともたろすのブログ

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婚活中です。自身の備忘録として日々書いています。

Y子から婚約破棄を一方的に言い渡された私は訳が分からなくなり、始終泣いてしまうようになった。仕事中にも頻繁に泣いてしまうので、仕事にも支障をきたした。

 

すでに退会済みであったが、在籍していた相談所に連絡をとり今後の相談をした。Y子在籍の相談所にも連絡をとり、説得を試みたが、Y子は一切聞かなかった。

 

Y子は私に対して「家族の話が多いのが嫌だ」「家族と仲が良いのが嫌だ」「妹の話が嫌だ」「ともたろすは私よりも自分の家族を優先する」「そんなに妹が好きなら妹と結婚しろと思う」と訴えているようだった。

 

家族の話をそんなに頻繁にした覚えはないし、仮にそうだったとして、何の問題があるのだろうか。妹に至ってはすでに3児の母であり、当時は旦那さんの都合で福岡県に住んでおり3年以上会っていなかった。私は何の話をY子に聞かせたのだろう?Y子に尋ねても、きっと「そんなのわかんないよ!」と言われるだけだろうけど。

 

相談所の所長が話し相手になってくれた。曰く

 

Y子さんは恐らく育ってきた家庭環境に問題があり、家族というものに対して嫌悪感を持ってしまっているのでしょう。自分のコミュニティがないのに、結婚してともたろすさんのコミュニティに入らなければならないということが、彼女にとってはとんでもなく高い壁に感じているのではないでしょうか

 

Y子は頻繁に実家に帰っていたし、Y子の家族もY子に会うために埼玉県に来ているようだった。デートの予定を「家族が来るから」とキャンセルされたこともあるし、何より誕生日のお祝いを「妹と過ごすことになったから」とドタキャンしてきた。家庭環境に問題があるようには思えない。また、私が例えば「ウチの両親と一緒に暮らせ」とか「ウチの親の介護をしろ」とか言うなら、まだわからなくもないが、私は何も要求しなかった。「とんでもなく高い壁」と言われてもピンとこない。

 

ただ何となく理解したことは、Y子は他の人なら何も感じないような事柄にも多大なストレスを感じ、パニックになってしまうということだった。例えるなら、引きこもりのような精神構造で、ドアを開けて外に出るだけで一苦労。会社に行って人と関わるのなんかとんでもないといった感じに。

 

彼女が求めていたのは外に連れ出して新たな世界を見せてくれるような人ではなく、一緒に狭い部屋の中で「辛いね」「苦しいね」「生きるだけで精一杯だよね」とガタガタ震えてくれるような人だったのかもしれない。部屋の中は狭くて寂しいが、それでも自分を傷つけるような人も事も起こらない。そこに私が来て、安全な部屋の中から外に連れ出そうとしたものだから、彼女は必死に抵抗し泣き叫び、全てをかなぐり捨てて逃げ出したのだろう。

 

他の人が「幸せになろう」と上を目指していくのに対し、Y子は「不幸になろう」と下に向かっているように私には思えた。自分で自分の人生をズタズタにしていく彼女が不憫でならなかった。

 

彼女は今も変わっていないのだろうか。毎日辛い苦しいと泣き叫んでいるのだろうか。そんなことを思う。