#15 落橋 | 波平さん

波平さん

よい子のみんなへ波平さんからのお願い・・・
 『波平さん』 を見るときは なるべく気持ちを明るくして、
出来るだけジョーシキからはなれて見てください。

[つり橋付近・チームハーマイオニー]


ロン「今のうそだろ?」


ハーマイオニー「何てこと・・」


ロンとハーマイオニーの二人は、いやハリーもいた、ロンとハーマイオニーとハリーの三人は呆然と立ちつくしている。

当然だ、波平たちの渡っていた橋が今まさに二人、いや3人の目の前で谷底に落ちたのだから。


ロン「どうしよう。あんなの助かるわけないよ」


ハーマイオニー「最悪の事態だわ。とにかく一刻も早くこの事をダンブルドアに知らせないと」


ロン「ホグワーツに引き返すのかい?」


スネイプ「いいや、お前たちでは時間がかかりすぎる」


ハリー「んんんんん!」


ルーピン「君たち。怪我はないかい?」


ハーマイオニー「スネイプ!せんせい‥、それにルーピン先生まで!」


ロン「僕たちを助けにきてくれたんですか?」


スネイプ「勘違いするな。ダンブルドアの指令を受けただけだ。でなければ好きこのんでこんなところにまで来たりはせん」


ルーピン「この森にディメンターが出没しているという情報が入ってね。ダンブルドアから君たちの援護を任されたんだよ」


【リーマス・ルーピン 担当教科は闇の魔術に対する防衛術。 不死鳥の騎士団員で、ジェームズ・ポッターやシリウス・ブラックの親友。セブルス・スネイプとも同学年で旧知の仲。初めてまともな授業をしてくれた先生であり、ハリーに守護霊の術(卑猥ではない方)を授けた。人狼である事を周囲に知られたため、ホグワーツを辞職している】


ロン「先生!僕たちさっき森の中で10体以上のディメンターを見ました!」


ルーピン「そうか。しかし三人ともよく無事だったね。そのディメンターたちはハリーが追い払ったのかい?」


ハーマイオニー「いえ先生。それが、今ハリーはまったく役に立たないんです」


ハリーはズボンをおろした。


バシッ!パンチ!もちろん殴られた。


それを見たルーピンは上半身を後ろに向けローブの袖で自分の口を抑えていた。どうやらツボに入ったようだ。笑声を押し殺している。


スネイプ「お前たち!緊張感が足りんぞ」


ルーピン「ああ。うう゛ん。すまんすまんセブルス。どうやらハリーにかけられた呪いは本物だったようだね。よしわかった。君がこの子達を湯飲みのありかへ連れて行ってくれ。私はもう一度森をぬけて、今ここで起こっている事をダンブルドアに知らせにもどる」


ロン「ルーピン先生!もう行っちゃうんですか?」


ルーピン「ああ。そうだよロン。君も知ってるはずだけど、ホグワーツの中では姿現しの魔法が禁じられている。だからまたこの森の中に入らなければいけないだろう?私はこの森に詳しいし、ディメンターがうようよしているのなら、なおさら私が適任だ。君ならわかるね?」


ロン「はい」


ルーピン「じゃあ三人とも、スネイプ先生の言うことをよく聞いて、くれぐれも慎重に行動するんだよ。ハリー、つらいだろうがもう少しの辛抱だ」


ハリー「んんんんんん‥」


ルーピンは再び森の中へと走り去った。


-つづく-