トラつばで週に1回、新潟で涼子さまと玉ちゃんが
やっているお店に行くのが楽しみになった寅子。
それを言ったら、「今度、日曜日に来て。いいものを
あげるから」的なことを言う涼子さま。
日曜日。寅子がお店に行くと、先に航一が来ています。
日曜日だから、仕事のついでじゃないのに。(笑)
まあ、たぶん、涼子さまは彼の前で寅子を誘ったから、
彼のことも同時に誘ったんでしょうけど、
あの食べ物(勉強のために昔毒饅頭として作ったやつ)が
なつかしいのは寅子であって彼ではないのですけどねえ。
なんとなく、普通に彼が来ているのが面白かったです。
いろいろあるけど、一瞬ほのぼのした気分になりました。
それにしても、同時のメインの「学友」たち、そして
あの寿司屋のおっちゃんとかそういう人たちも含め、
かなりの人たちが何らかの形で再会していて嬉しいです。
それだけに、花岡だけがもう一緒にいられないというのが
哀しいですね。人間、生きてナンボです、ほんと。
もちろん、寅子のお兄ちゃんやご両親、夫だった優三さん、
そしてよねが働いてたお店のマスターなども、もうこの世に
いないわけですが、戦地で亡くなった人や空襲で亡くなった人
などと比較しても、花岡のことはやっぱりなんだかどうも
もやもやするわけです。もっと生きられたはずなのに、って。
今は日本は戦争はしていないけれど、いつ何に巻き込まれるか
わからないので、頑張って生き延びないと!と思う
今日この頃です。
そして、いつの時代でも、どんなことに関してであっても、
大本営発表は鵜呑みにしないほうがいいぞ、
ということだけは、あの時代が舞台のドラマや小説に
触れるたびに思うのでした。