適ケア、リ・アセスメントシート。書類作成の為の書類。 | ケアマネ時々卓球、時々その他

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仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

(1)介護というのはサービスを実施すれば良いというものでは無い。

まず介護サービスを使う為には根拠が必要だ。つまり解決すべき課題があって、その目標は長期と短期に分かれる。そしてその目標を達成するためにどのようなサービスが必要で、何処の事業所がどのくらいの頻度でどの期間行うか、これをまとめたものがケアプランである。

 

そしてこのケアプランを作成するために必要な事を抽出する。これがアセスメントであり、絶対に抑えておかなければならない項目は23項目ある。これで利用者の現状や課題を抽出し、介護サービス導入の根拠とするものになる。

 

このアセスメントを経てケアプランが出来上がる。それを担当者会議で承認されたのちに介護サービスが実行される。そして確実に実行されているか確認するのがモニタリングであり、改善が必要であればプランを見直すことになる。

 

この位であればケアマネの負担は少ないが、「質の向上」の名目で内容はどんどん細かくなっていく。そのひとつが「リ・アセスメントシート」である。

 

(2)「リ・アセスメントシート」

東京都から出されている「リ・アセスメントシート」の書き方についての動画は4つに分かれ、合計95分に及ぶ。実際に実務で使わなければならないものでは無いが、とにかく内容が細かい。様々な項目を整理するのだが、整理する前と整理する後、「~に統合」などとややこしい事ばかり。

 

一時期は「リ・アセスメントシート」の研修が多くあり、練習でいくつかのケースで取り組んだ。しかし結局は使わなくても変わらないの、私は使っていない。

 

介護の書類というのは細かくしようと思えばいくらでも細かくなるものだと思う。それで現場で思うのは「書類作成の為の書類」に過ぎないという事だ。

 

(3)適ケアというけれど

それで今度は「適ケア」。正式には「適切なケアマネ締め縁と手法」というものが研修でゴリ押しされる。これは「基本ケア」と「疾患別」に項目があり、どんなケアマネでも一定以上の水準が求められる。つまり新人でもベテランでも、着目する所は同じという事のようだ。

 

要するにケアプラン検討時の「抜け漏れ」を防止し、多職種協働の推進、ケアプランの見直しの円滑化を目的としている。つまりは今までケアマネがダメだったから、お上がやり方を教えてやるよと言っているようなものだ。

 

介護というのはケアプランが全てでは無い。

介護チーム全体で利用者や家族を支えているのだ。だからこのチームが利用者や家族にどれだけ寄与してきたのかを評価しないで、何となく目について業務委託してもらえそうなところを狙ってくる汚いやり方に見える。

 

それでケアマネは「質が悪い」だの言われて人不足に陥っている。そういう構造に目を向けない限り、上辺だけで評価する体質は変わらない。勉強すればするほど、現場の常識からかけ離れていくと言われる所以である。