やってくれたな!厚生労働省 | ケアマネ時々卓球、時々その他

ケアマネ時々卓球、時々その他

仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

 

(1)バカらしい研修はやめろと言い続けてきたが

前々から問題になっている「ケアマネ更新研修」問題。現場のケアマネからは「研修」が負担であり、離職を招いているから研修をやめろと言っていた。それを何を曲解したのか厚労省は「更新制度」をやめ、研修は義務とするとした。しかも研修未受講者は都道府県知事は事業者に対し、勧告・命令を出すことが出来、従わない場合は当該ケアマネに対しケアマネ業務の停止命令というペナルティを課すことが出来る。

 

このブログでも何回も書いたが、ケアマネの研修事業は少なく見ても10億円ビジネスだ。こんなボロ儲け出来るビジネスを簡単に手放すわけがない。

 

更新研修を何回も受けてきた私としても、この研修を受けたから何か真新しい知識が得られたという経験は無い。ほとんどのケアマネがそうだろう。ハッキリって無駄な研修にお金も時間も費やすのがバカらしい。だからやめろと言っているのに「受講しやすい県境」も何もないのだ。

 

(2)なぜ研修が負担になるか

①ケアマネの質って何ですか?

まずそもそもであるが「ケアマネの質」って何ですか?という問いに答えられる人はどれだけいるだろうか。これは立場によって解釈は異なる。役所、会社、利用者など多方面から求める「理想のケアマネ像」は全く異なる。

つまりこの研修で、どのような理想の基にケアマネを導きたいのかが全く分からないのだ。

ちょっとした講義があって、事例検討をやってというお決まりのパターンは、他のケアマネはこんな風に取り組むんだというアピール合戦で、正直どうでも良い。大切なのは利用者や家族の満足度であって、そこに触れたこと一回も無いと思う。もし利用者や家族の満足度を無視して良いのであれば、そもそも研修など必要ない。ハッキリ言えば「ケアマネ研修の質」は全く低いと言って良い。

 

②受講の強制性

ケアマネの有効期間は5年間。多くのケアマネが有効期間ぎりぎりで受講する。そして一つのクールで遅刻・欠席は認められない。1回でも遅刻したら最初から受講し直さなければならないのだ。

今はオンライン研修もあるが、会場で受講した時に、休み時間に電話しまくっているケアマネの姿は異様である。それでも休憩時間が終わる時は職員が声をかけて受講させる。

だから親の死に目に会えなかったというケアマネもいたそうだ。医師からは「人の命よりも大事な研修って何ですか?」と言われる始末だが、まさにケアマネ更新研修は親の命よりも、利用者や家族への対応よりも大事な研修なのだ。

 

(3)結局行動はしないだろう。

この研修時期については明らかにされていないが、5年おきに受講しなければならないのであれば、今のスタイルと変わらない。ケアマネの負担軽減にはならないであろう。また費用については自治体のほじょが出る所もあるが、その発想自体本末転倒である。

 

しかも研修を受けさせるために事業所に義務を課し、従わない場合はペナルティまで行う。

 

たつてこれほどバカにしたやり方はあっただろうか?

 

研修を実施する側の利益は何としても維持する強固な意志を感じる。また運営基準にも記載を求められ、書かなかった場合は運営基準違反として返戻の対象になる。

 

さて、これを受けてケアマネの職能団体はどう動くのだろうか?

 

私は何も起こらないと予想する。というのもそれだけ熱くなれるケアマネはいない。結局は日和見主義で、文句を言いながらも従う事になるのだろうと思う。そういう事を分かっているから、こんなふざけたことを決めるのだ。

 

個人的にはあと1年でやめるからどうでも良い話だけどね。