給付管理業務もケアマネの大事な仕事 | ケアマネ時々卓球、時々その他

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仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

(1)とにかく「?」しかない

「給付管理業務について同省は、「現場の負担感がある一方、必ずしもケアマネが行わなければならない業務ではないと考えられる」と主張。また、「介護サービス事業所の請求事務の代替としての性格が強い」とも指摘し、ケアプランデータ連携システムの活用などで効率化が十分に進むまでの“期限付き”で、給付管理の事務に要する実費相当分を利用者に負担してもらいたい考え。」」

 

ケアマネの業務は、

①ケアプラン作成からサービス実行、モニタリングなどを含めた業務

②サービスの実績を集め、国保連に請求する給付管理業務

の二つがある。

 

この②は確かにケアマネが必ずしも行わなくて良いものかもしれないが、そこを実費で利用者から徴収するってこと?

 

(2)給付管理こそケアマネの大事な仕事の一つ

給付管理業務とは、サービス事業所がキチンとサービスを行っているかチェックする管理業務である。

 

ケアマネのモニタリングと言うのは定めた目標に対してキチンと進んでいるかを確認するものだが、そのサービスを実行するのはサービス事業所であり、そのサービス実績はケアマネがきちんと把握しておく必要はある。

 

例えば時間の変更や日にちの変更、追加、キャンセルといったことはどのような理由があるのか?という事は把握しておかなくてはならない。

 

給付管理は介護サービスの請求業務の一面も持つという事はあるが、ケアマネの給付管理とサービス事業所の請求を突合させる二重チェックがあるからこそ、不正が起こりにくくなる。

 

給付管理には介護サービス事業所がきちんと稼働しているかケアマネが把握する一面もあるのだ。

 

要するにこれを考えた人は給付管理業務をただの請求業務としか理解していないのだろう。

 

更に言えば、給付管理業務が無ければケアマネの報酬は無い。つまり指定された介護サービスを利用しない利用者からはケアマネは1銭も取れないのだ。

 

(3)何度読んでも分からない

厚労省は何としてでもケアプランの有料化を進めたいようだ。委員の名簿を見ても、ケアマネの現場を理解しているとは思えない。これを実行する事で起こりうる現場の混乱をどう考えているのだろうか?

 

まあ、この人たちが思っていることを現場が実行する能力が無かったと人のせいにするのだろう。

 

それにしても、この事は何度読んでもサッパリ分からない。給付管理業務を理解しない人が議論しても、変な方向にしか行かないだろう。