シニアケアマネ、だから? | ケアマネ時々卓球、時々その他

ケアマネ時々卓球、時々その他

仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

(1)60代でも求人はいくらでもある

ふと気になって「ケアマネ 60代求人」で検索をかけると沢山出て来る。そもそも人不足の業界、60代なんてまだ若手の部類だ。ちなみにこれは正社員での求人検索である。パートであればもっと多様な働き方が出来るだろう。

 

それで経営者目線になるが、雇いたいと思う人は簡単に言えばその会社に貢献したいという意思を表示する人である。

 

これは当たり前と思うかもしれないが、「この会社に就職してやるよ」という態度の人間がいかに多いか、という輩も介護の業界には実は多い。それもケアマネは「公平中立」を謳う非営利の考え方を押し付けられながら日々過ごしている。

 

だから営利法人に勤めるというのは、ケアマネのそういう立場がありつつも、その上でどうやってその会社に貢献するかという事を具体的に表示できるかが大事であろう。

 

(2)若ければ良いってもんじゃない

いつだったか要支援の利用者の家族から言われたことがある。要支援だから担当者会議にはケアマネである私と包括職員で行ったのだが、その包括職員が若く、家族に言わせれば「頼りない」という印象を持ったそうだ。

 

そもそもケアマネというのは制度的には「公平中立」、会社的には「利用者の入り口=営業マン」というあやふやな立場である。公平中立を前面に出せば会社の利益にならないし、会社の利益を前面に出せば利用者のニーズに合わないプランを作る可能性もある。

 

そういうジレンマの中で仕事をさせられるのだから、雇われているケアマネと言うのは大変だと思う。

 

しかも経営側からすれば公平中立を謳う言い訳をする奴と思われるというのもあるかもしれない。つまりそういう人間関係をうまく流していくというのもベテランの経験のなせる業と言うのもあるだろう。

 

だから若ければよいってもんじゃないというのがこの仕事だ。

 

(3)シニアこそ活躍の場がある

他の業界ではたとえ雇用延長しても限度はあるし、その時に給料が半分になったりで、という事を考える人も多い。一般社会ではそれが当たり前なのだ。

 

その点、介護業界ではそういうことは無い。もともと安い給料だから下げようがないという事もあろうが、地道に日銭を稼ぐということが出来るのも特徴だろう。

 

また会社を定年退職してから介護業界に来る人も多い。シニアなんちゃらと言っても、シニアこそ活躍の場があるのも介護の仕事の特徴である事は間違いない。