面接で嫌な思いをした経験がある人へ | ケアマネ時々卓球、時々その他

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仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

(1)社員に残業しろと言えないから、君にしてもらう

私も就職活動とやらをそれなりにしてきた。丁度我々の就職の時期はバブルがはじけ、不況の入り口の時期だった。当然、採用人数も少なくなる。そして、第二次ベビーブームの私たちは人が溢れていた。当然、企業としても使うだけ使って、使えなくなったら捨てる使い捨てのような扱いをするところもあったし、「24時間働けますか?」なんていうCMもある頃だった。

 

それでも誰でもどうだと思うが、面接をするにあたり、少なくとも精一杯、この会社に貢献しようという気持ちはあると思う。そうした気持ちを踏みにじるというか、会社にとって、自分にとって都合の良い人間を採用したいと思って、実際にハラスメントまがいの事も正当化される時代でもあった。

 

私もいくつかの起業で面接を受けたが、気持ちの良い態度で話してくれるところもあれば、そうでもない所もあった。むしろ、どうやって落とすかという事を考えながら話している人もいたと思う。そんな中、とあるクリニックでの面接で「社員に残業しろと言えないから、君にしてもらう」と言った人もいた。

 

(2)希望者は弱い立場だからこそ

そのクリニックは結局不採用になった。今、ケアマネの仕事をして、そのクリニックの名前を聞く事もあるが、決して良い気持ちはしない。今思えば、それを言われた時点で「御社のお役に立てそうもないので辞退します」と言って断っても良かったと思う。やはり希望者という立場は弱い。就職したい、させてくださいと言うには少々頭に来てもぐっとこらえるしか術はない。しかしそうして我慢した挙句に不採用となったら、それは振り上げたこぶしの持っていき場所もないという結果になる。

 

しかし今は完全な人不足な企業が多い。特に介護業界は一人の希望者に対して10社くらいは選択肢があるのではないか。そういう会社に聞くと、面接のドタキャンは当たり前で、連絡すると、もう他社に決まったと言われてしまうとの事である。

それならそうと連絡しろよと言いたいところだが、そういう不義理を働く人でも、働いてくれるなら御の字だ。それこそ「片目つぶって面接し、両目つぶって契約し」という事も日常茶飯事だ。

 

(3)結局は人となり

時代によって、業種によって強い弱いの人間関係は存在する。だから失礼な態度を取っても、強い立場だから良いと思いがちだが、やはりそういう態度の所とは縁が無いほうが良い。

 

会社でも同じ目標を目指す仲間になるわけだから、記事の漫画のようにコイツとは一緒にやれないと思えば、こうして出ても良いと思う。それは根性が云々ではなく、失礼な奴に対する態度として、という事だ。

 

面接は社会の厳しさを教える場ではない。