(1)人生はハードルの連続
私(54歳男性)が子供の頃、学校を卒業したら就職して、その内に結婚して子供が出来て、というのは当たり前にそうなるものと思っていた。今ではどうか分からないがどうか分からないが、女の子が将来の夢を聞かれて「お嫁さん」というのは当たり前に言われていたように思う。
しかし第一関門は大学を卒業して就職云々の時である。
当時、「24時間働けますか」という歌が流行していた。
この歌に限らず、ドラマでもパワハラの場面があるものだったり、刑事ものではそれこそ寝る間もなく、というシーンを見るたびに、仕事というのは怖いなあという意識付けがされたようにも思う。
更には土日休みでも、どちらかは休日出勤が暗黙の了解であったり、そうでもしないと会社で自分の身を守れないという話も聞いた。
まず、社会で生き残っていけるか、という不安が強くなった。
(2)結婚とは、恋愛とは
今、YOU TUBE何かを見ていると結婚相談所のサイトもよく出て来る。お見合いよりも恋愛結婚の方が主流となっていたと思っていたが、最近ではそうでもないらしい。
しかし、結婚相談所に登録したからと言って、お相手は商品ではない。自分の眼鏡にかなうお相手を探してくれると思っていると、いつまでも成婚しないというのはよく聞く話だ。
好きな人が出来た時、恋をするという事でもあるが、おそらくその人の事をもっと知りたいと思う。
という事で婚前に同棲する人もいるようで、我々の仲間にもそういうのが数人いる。
しかし一様にあまり楽しそうではない。
それはやはり100%自由でなくなるといった、自分軸から外れるという事が原因のようだし、自由にやっている(と見える)人は、おそらくお相手が我慢している。
(3)これからは
夫婦別姓とか非婚率とか話題になっているが、それこそ結婚するという事はどういうことか、今までどのようにしてきたのかを学び直す必要はあるように思う。
しかしそうすると男は必ず働き、女は家庭にいてという事が当たり前という今と逆行する形になる。それは出来ないだろう。
となると、国はどういう方向で次代を引き継ぐことを考えか、という明確な目標が必要だろう。
おそらく多様な時代という事を言い出すと答えは出ない。
その人にとって正しい、正しくないではなく、国が目指す方向性という事だ。
多分それもないだろう。
この国の行く末は暗い。