(1)スピリチュアルブーム
かつてスピリチュアルというものが流行った。
個人的にだが、これらでテレビに出ていた人のほとんどが先祖への感謝であったり、その土地への理解であったり、見えない事への理解であったりという事を話していたと思う。
それをかみ砕いて考えれば、人の想いだったり、自分の戒めであったりと当たり前のことを説かれていたんだなと思う。
勿論、自分の思い通りにいかない事を悪霊が邪魔しているとか、地縛霊がどうのとかいう事もあった。しかしブームが過ぎ去った今考えてみれば、どうにもならない事はどうにもならない、上手くいった時の感謝の対象が親であったり、先祖であったりという動機付けにはなったのだろうと思う。
(2)実際体験してみたが
それで私だが、数回、幽霊と思われるものに遭遇している。
一つはとある児童養護施設でポルターガイストに会った事。それから写真に写りこむものがあった事だ。
あれから数十年ったった今振り返れば、特に何も起こっていないので悪いものではなかったのだと思う。
仮に悪いものであったとしても、今こうしてブログをかけているという事はそれなりにうまく処理したのだろう。
そして、よくいう成仏しない霊について、心残りがあったり、伝えて欲しい事があってという話もある。
介護の仕事をして数十年経つが、そのような事をあからさまに伝わってきたことは無い。
勿論、呪われるくらい嫌われた事もないだろうし、死んでからも私に会いたいと思うような事も無いのだろうと思う。
出てきたところで何があるわけでもないし、という所だろう。
(3)もし出たとしても
おそらくこの日本で、死んだ人がいない土地などない。
心残りがありながら亡くなった人も多いだろう。
私のマンションの目の前の川は空襲の時に亡くなった人であふれていたという。
特に川は霊が出やすい場所と言われているが、私は見たことは無い。
そして、出てきたところで何が出来るわけでもない。
そう思うと、こういう話は自分の行動を戒め、いま生きている事の感謝を感じる場面なのかもしれない。
夏に思う、生きている意味。