おや~と思う記事であった。
Z世代と括るのはいささか乱暴だが、今の社会がそういう方向になっているというのは間違いない。
今までの経験で、働きやすい職場であったり労働条件であったりというのが明確になって来ており、そうでない会社はブラック企業とされるといわれる。つまり仕事に対しても辛かったり悔しかったり、その反発であったりが出来るだけ起きないようにしているような気がするのだ。逆に言えば反発心からくるパワーも無ければ仲間と一緒に嫌だけど頑張ろう!という傷の舐め合いと言ったら言葉は悪いが、そういう意識も減っているのかな。
つまりは社会のハードルがどんどん低くなってきて、自分がハードルを越える努力をするよりは、自分にハードルの高さを合わせるようになってきた。そしてマニュアルというハードルを越える前にはロイター板がおいてあったり。
ハードル走で全てのハードルの前にロイター板が置いてあったら飛ぶのは楽だろうけど走りにくいだろうとも思うのだが。
つまりは良い言い方で言えば自然な生き方で、ゆっくりと社会になじむという平和な世の中なのだと思う。
以前のようにとにかく競争競争でガツガツした風潮は時代遅れなのだろう。
それで仕事も充実、プライベートも充実となれば、今の生活に不満も不安もない。自分一人生きて行ければいい。結婚というのは一度はしてみたいと思うけれど、今の生活が続くほうが良い。となれば結婚して子供を産むということ自体がおとぎ話のように聞こえるのかもしれない。
だから、なぜ結婚して子供を産まなくてはならないのか、という事を全方位で打ち出さなくてはいけないと思うのである。
それは国策であり、個人の自由とは異なっても良い事である。
もしかしたら結婚というスタイルも見直す時期に来ているのかもしれないが、子供を作らないで良いとする風潮は、将来の反省につながると思っている。