先日「LGBT理解増進法」という法律が出来た時、巷では「公金チューチュー」という言葉が流行した。
それは子供の頃から研修を受けさせ、LGBTの理解を進めるというものだが、それを講義できるのはやはりLGBT関係の団体という事になる。こうして法律のお墨付きをもらって講習のという名の公金をせしめる「公金チューチュー」というものだ。
介護の世界でも例にもれず、というよりもっとひどい。
まずヘルパー講習。
訪問介護の仕事をするにはこの講習を受けなくてはならない。
以前はホームヘルパー1級から3級まであり、大体が2級からスタート。1級を取ればサービス提供責任者になる事もできる。
費用は2級で8万円程度で1級になると10数万円だったかな。
いまは2級が介護職員初任者研修となり、費用の相場は5万円から10万円程度との事。
それで1級が介護職員実務者研修となり、費用は10万円から20馬年との事。ただし、以前は1級は2級を取って実務経験が1年必要だったのが今は直に実務者研修(1級)を受けられるというのはメリット。
しかし、このように制度が変わることによって研修が新しくなったりすれば、新たに研修を受けなくてはならない、そうでないと仕事も出来ないともなれば、これも公金チューチューの一つだと思う。
それと、今も行っているが、「サービス公表制度」などは事業所にお金を負担させて行うものだった。
これは事業所の大ブーイングを浴びて今は無料になったけど。
このように介護の業界は介護報酬の横流しを狙うのではなく、働いている人からどうやって巻き上げるかを躍起になって行ってきたのだ。
そしてこの入浴加算Ⅰの見直し。
これを算定するには研修を受けることを義務付けるというもの。
記事には日本デイサービス協会の反対意見であるが、日本介護福祉士会では賛成の意見もあるという。
介護崩壊の理由は、このような制度と言うよりいかに巻き上げるかというシロアリみたいなやつらも関わっていると思う。