日本人、という事を中から見るのではなく、外国の人と接する時に、日本人として誇りを持てるだろうか?と思うのである。
「永遠の0」という映画があった。
その中で主人公が「不思議です。風がなびき、水が冷たい。そんな当たり前のことが愛おしく感じます。死んだあとのことなんて考えていませんでした。この日本が続いていってほしい。何年後、何十年後、日本はどんな国になっているんでしょう」というセリフがあった。
永野修身海軍大将は御前会議の後「戦わざれば亡国と政府は判断されたが、戦うもまた亡国につながるやもしれぬ。しかし、戦わずして国亡びた場合は魂まで失った真の亡国である。しかして、最後の一兵まで戦うことによってのみ、死中に活路を見出うるであろう。戦ってよしんば勝たずとも、護国に徹した日本精神さえ残れば、我等の子孫は再三再起するであろう。そして、いったん戦争と決定せられた場合、我等軍人はただただ大命一下戦いに赴くのみである」と言われた。
昭和20年8月15日。
日本は戦争に負けた。
日本が戦争に負けた後、おそらく戦前とはがらりと変わったのだと思う。
どんな形でもいいから生き延びたことは良い事ではある。
しかし、日本人としての精神は・・・
我々には学ぶべきものはまだまだあるように思う。
