ケアプラン有料化議論 ~その1 | ケアマネ時々卓球、時々その他

ケアマネ時々卓球、時々その他

仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

改正のたびに議論される「ケアプラン有料化」。

まあ、ケアマネ側からしたら反対だろうなと思う。

 

①そもそも、ケアマネは利用者や家族にどう見られているのか?

②こういう人がいないと困る、という存在か?

③わざわざお金をかけて頼むほどの価値があるのか?

④ケアマネがいなくなったら、どんな不都合が起きるのか?

 

いじわるな質問かな?

 

それで面白いのは「分からない」と回答した人の割合。

居宅介護支援 13.7%

役所 46.9%

地域包括支援センター 23.6%

 

利用者負担導入で一番大変なのは居宅介護支援だから、ケアマネの内訳は分かるが、役所の「分からない 46.9%」は何とも他人事で面白い。

 

それで資料を見る。

 

賛成の理由

ケアマネは「介護保険の厳しい財政が緩和される」が第一で「ケアマネの質の向上」とか「ケアマネジメントに関する利用者の意識の向上」と続く。

役所と地域包括は「ケアマネジメントに関する利用者の意識の向上」が第一に来て、「ケアマネの質の向上」「介護保険の厳しい財政が緩和される」と続く。

 

反対の理由

すべてが「ケアマネジメントが抑制されることで、早期発見早期対応が困難になる」が第一。

ケアマネは「集金業務や利用料管理などの業務負担が増大する」「介護支援専門員の本来業務以外の要求が増える」と続く。

役所は「利用者や家族からの不要なサービス利用などの要求がエスカレートする」「介護支援専門員の本来業務以外の要求が増える」と続く。

地域包括は「利用者や家族からの不要なサービス利用などの要求がエスカレートする」「介護支援専門員の本来業務以外の要求が増える」と続く。

 

これで面白いのが

「無償で相談対応する機関が減る事で地域包括支援センターの業務負担が増える」が役所が50.6%、地域包括が60.7%にたいし、ケアマネは31.3%。ここで無償で相談できる窓口を地域包括だけでなく役所にもしたら、役所の反対はもっと増えるんだろうなと思う。

 

この話、もう少し続ける。