無銭飲食~貧困問題と仕事 | ケアマネ時々卓球、時々その他

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仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

「35歳の無職の男は、所持金がなく、取り調べに対して「金がなく、ステーキを食べたことに間違いない。捕まる覚悟だった」などと話し、容疑を認めているということです。男は、各地を転々とする生活を続けていたとみられ、警察は、引き続き経緯などを詳しく調べています。」(文中より)

 

最近、回転ずしでの迷惑行為が世間を賑わせている。

犯人は勿論、厳罰に処するべきで、一生かかっても罪を償うべきと思う。

と同時にいたずらをするという事と人に迷惑をかけるという事の境目を教える人がいなくなったという事かとも思う。

 

今回の件は明らかに迷惑行為であるが、いたずらではない。

本当に金が無かったのだろう。貧困問題である。

 

捕まる覚悟、というが、覚悟の使い方が違う。

 

この男の個人的事情は分からないが、金が無いなら働けという当たり前に思ってしまう。

 

仕事なんか選んでいる場合じゃないじゃん。

 

もし捕まらなかったら、自殺したのだろうか。

その覚悟があれば、何とか仕事をして稼ぐことが出来たのではないだろうか。

 

刑務所に入れば食べられるとでも思っているのだろうか。

生活保護を受ければ食べられると思っているのだろうか。

 

そう思うと、そんな制度の確立していなかった戦争直後は仕事なんか選んでいる場合ではなく、金が無ければ野垂れ死ぬという状況。食べるために何かしなければならなかった時代だ。

 

今は恵まれているのかな。

それとも弱くなったのかな。

 

こんなんでも介護の仕事をしようとすら思わなかったのか。

 

残念な業界だこと。