介護保険という制度の中で仕事をして早20年。
沢山の人と関わってきた。
それ以前の措置制度の頃を合わせると、もうどのくらいの高齢者と関わってきただろうか。
先日、保険屋のお姉ちゃんが来て、色々と話したが、思い起こすと介護保険が始まった時に、自社の保険商品としての介護保険もスタートした。
冬至は何とも思えなかったが、今ケアマネという立場で、在宅で単位オーバーを含めてある程度の金額を意識した時、金銭的フォローはどうしても必要な時がある。
しかし、それは今の要介護者ではなく、今の介護者、つまり子供が高齢者になってから生かせるかという事にもなる。
そもそもリスクマネジメントというもの。
先日記事に挙げたBCPも含めて、実感がわかなければ行動しようもないというもの。
だからこそ経験者がどう語るのか、それを制度としてどう落とし込むのか。
国として、この国の介護は何処に行くのか。
それこそ議論を煮詰めれば生きる死ぬの問題になってしまう。
そう思えば、今の制度は100点ではないものの、それなりのものであるような気はしないでもない。
ただ、議論は続けるもの。
我々が介護の対象になった時、「助かるな」と思える制度であって欲しい。