ケアマネの立場から言えば、ケアプラン有料化の見送りは賛成。
ケアマネという仕事は、プランを作るというだけでなく、制度のゲートキーパーとしての役割を持つからだ。
ケアマネ不要論は以前からもあり、特にサービス事業所からすれば「何もしないで威張っているやつ」という印象を持つ人もいるだろうと思う。それにケアマネって何をする人?と聞かれるのも毎度の事。
しかし、ケアマネになって実際に業務を行ってみると、色々なサービスを複合的に、かつ効果的に機能させるのは実に難しい。杓子定規にいかない事の調整も難しい。
やはりここは人の力が必要なわけで、そうした意味からも保険10割というのは本来あるべき姿だと思う。
さて、それで記事のコメントをずらずら見たが、介護保険という制度そのものがあまり理解されていないというか、興味が無いというか、そういう意見が目立つ。
保険制度があってありがたいというのは、実際に介護を行った家族からの意見がほとんど。
なので、「老い」というものをもっと考えてみてもらいたいと思う。
自分が置いた時、どのように生きたいか、周りにはどのように支援してもらいたいか。
その時にあるであろう資産と家族関係とか。
なんか、そこから始めたほうが良いような気がする。