先日、仙台に行った時の記事を書いた。
飲み会の時に部長がかつての友人S君に電話をしてくれた。
彼は北海道の出身。全国選抜ベスト8という実勢を持ち、大学の卓球部にセレクションで入ってきた。また大学1年生の時に、1年生で唯一ベンチ入りした実力者である。
人的にはいろいろと問題行動のある人ではあった。
色んな人に迷惑をかけてきた。
勉強もろくにしなかった。
彼とは授業が一緒だったこともあり、次第に親しくなった。
そんな中、彼は卓球部をやめるという。
なんでも面白くない。もっと楽しみたいというのだ。
だから卓球が嫌いになったわけではない。
そこで彼をクラブに誘った。
彼はそこで大車輪の活躍をした。
彼は大学を卒業したのち、地元に帰り学校の先生になった。
その学校は全国区になり、先日行われた世界選手権のメンバーの一人はその学校の出身である。
電話で話した時、彼は
「君がいなかったら俺はやばかった」
と話した。
それは偽りのない言葉だったと思う。
でも、教職課程の単位を取る事
様々な人の協力はあっただろうが、無名校を全国の強豪校に育て上げたことは誰にでもできることではない。
おそらく
彼の高校や大学の先生に対する反発もあった事だろう。
功名心もあったことだろう。
それでもやり遂げたことは大きい。
今となれば
彼は私の誇りである。